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紙の業界ニュース

2014/03/03

決 算

=紙パの第3四半期=
 前号に続き、紙パ関連企業の第3四半期(2013年4~12月)決算を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●大王製紙
〔第3四半期〕
 売上高 316,763 (+4.0%)
 営業益 10,658 (+44.6%)
 経常益 7,131 (+103.9%)
 当期益 1,317 (△89.5%)
〔通期予想〕
 売上高 430,000 (+5.6%)
 営業益 14,500 (+25.2%)
 経常益 10,000 (+50.7%)
 当期益 5,000 (△66.9%)
 「紙・板紙」は、売上高は前年同期比+0.2%と前年をクリアしたものの、利益は△7.1%。品種別では、新聞用紙は販売量・金額ともに前年並。印刷用紙は量的には前年並だったものの、販売単価が前年同期の水準に及ばず販売金額は減少。板紙・段ボールは、加工食品分野を中心とした全般的な需要増により、販売量は前年を上回ったが、市況軟化で販売金額は前年並み。
 「ホーム&パーソナルケア」は売上高が前年同期比+10.9%、利益は+186.2%の増収増益。衛生用紙は、価格修正と高付加価値品の拡販に取り組んだ結果、販売量は前年並、金額は前年同期を上回った。大人用紙おむつは、新商品の配荷拡大を進めた結果、販売量・金額ともに前年同期を上回った。ベビー用紙おむつは、内外で積極的な拡販に取り組んだ結果、販売量・金額ともに増加。
●北越紀州製紙
〔第3四半期〕
 売上高 162,738 (+4.8%)
 営業益 812 (△70.7%)
 経常益 4,004 (△51.0%)
 当期益 2,742 (△54.9%)
〔通期予想〕
 売上高 221,000 (+6.1%)
 営業益 3,500 (△4.5%)
 経常益 7,000 (△34.7%)
 当期益 5,000 (△40.3%)
 販売価格は前年比で軟化したものの、円安を背景とした輸入紙の減少などにより、洋紙の国内販売量が増加し増収となった。損益面は、各種コストダウンを実施したものの、原燃料価格の高騰により減益。四半期純利益については、前年同期に大王製紙の株式取得に伴い発生した負ののれんを投資利益として計上したため、その比較で大幅減益となっている。
●リンテック
〔第3四半期〕
 売上高 150,451 (+4.2%)
 営業益 10,942 (+29.0%)
 経常益 10,915 (+25.7%)
 当期益 7,699 (+21.5%)
〔通期予想〕
 売上高 210,000 (+10.0%)
 営業益 15,000 (+42.0%)
 経常益 15,000 (+36.6%)
 当期益 10,500 (+36.7%)
〔印刷材・産業工材関連〕増収減益となった。印刷用粘着製品の国内市場は医薬、物流関連が堅調だったが、食品用や家電用が微減、海外は中国やインドネシアなどで順調だった。産業工材事業は自動車用粘着製品が堅調だったものの、ウインドーフィルムが減少。
〔電子・光学関連〕増収増益。特に利益は前年同期比+93.7%の大幅増。半導体関連粘着製品はスマホ効果もあって大きく伸び、半導体関連装置も好調。液晶関連粘着製品はテレビ用が低調も、スマホやタブレット用の需要が増加。
〔洋紙・加工材関連〕増収増益。洋紙事業では、カラー封筒用紙がNISA特需や高付加価値製品の伸長により順調だったほか、建材用紙も堅調だった。加工材事業は、炭素繊維複合材料用工程紙などが好調に推移し、また一般粘着用離紙やFPC用剥離紙も堅調だった。
●特種東海製紙
〔第3四半期〕
 売上高 58,555 (+1.9%)
 営業益 2,809 (△30.5%)
 経常益 3,095 (△23.0%)
 当期益 2,061 (+47.1%)
〔通期予想〕
 売上高 77,000 (+1.9%)
 営業益 2,900 (△30.4%)
 経常益 3,100 (△26.3%)
 当期益 1,900 (△23.0%)
 製造力の強化を図るため設備投資を積極化している。3Qの進捗状況は、三島工場でのコーターヘッド増設、島田工場でのパルプ生産設備効率化、新タオルマシンの建設などに着手した。新製品開発ではリチウムイオン二次電池向けセパレータの量産化を目指して島田工場内でテストマシン建設を進めている。各セグメントの販売状況は次の通り。
 産業素材事業は、主力の段ボール原紙が飲料関連需要の堅調により販売量が増加したが市況は軟化、クラフト紙は輸出の増加もあり販売量が堅調に推移した。特殊素材事業のうち、特殊印刷用紙はファンシーペーパーが出版分野でドラマや映画に連動した特需があり堅調だった一方、高級印刷用紙は前年並み。特殊機能紙は前年同期を上回った。生活商品事業は、主力のペーパータオル・トイレットペーパーが販売量は前年同期を上回ったが価格面は厳しかった。
●巴川製紙所
〔第3四半期〕
 売上高 26,168 (+2.2%)
 営業益 797 (+139.8%)
 経常益 737 (+329.3%)
 当期益 590 (+142.0%)
〔通期予想〕
 売上高 37,000 (+6.6%)
 営業益 800 (+51.0%)
 経常益 700 (+116.0%)
 当期益 400 (+78.6%)
 業績全般については、半導体関連製品が軟調に推移したものの、トナー関連は輸出環境の好転と海外関連の堅調もあり増収となった。利益面は、海外トナー関連が堅調に推移したことに加え、歩留向上やエネルギー使用効率の改善など各種施策によるコスト削減や円高是正効果が追い風になった。四半期純利益は固定資産除却損などの特別損失が増加したものの、税金費用が繰延税金資産の積み増しにより圧縮され増益となった。
 製紙・塗工紙関連事業については、新製品が成長した機能紙分野は堅調だったものの、市場縮小が続く塗工紙の減少や洋紙分野の不振から減収となり、利益も原材料とエネルギーコストの上昇を吸収しきれず減益となった。
●ハビックス
〔第3四半期〕
 売上高 7,809 (+17.5%)
 営業益 446 (△24.3%)
 経常益 456 (△20.4%)
 当期益 348 (+2.7%)
〔通期予想〕
 売上高 10,483 (+20.0%)
 営業益 550 (△15.0%)
 経常益 531 (△13.3%)
 当期益 300 (△14.0%)
 化合繊不織布を中心に販売拡大に取り組む一方、全社あげてのコスト削減に取り組むなど、業績の向上に努めた。四半期純利益は本巣工場建設に伴う補助金収入があったことから増益となっている。セグメント別の業績は次の通り。
 「不織布関連事業」は増収減益。内訳は、パルプ不織布原反がオシボリ用途で堅調に推移、パルプ不織布加工品もOEM製品が堅調。化合繊不織布は本巣工場が順調に稼働し、紙おむつ向けの販売量が大幅に伸長。その他不織布も食品工場向け製品の販売が堅調で増収。「紙関連事業」も、衛生用紙が紙おむつ向け製品の販売量が伸びて増収となったが、利益は減益。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/3号」より
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