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紙の業界ニュース

2014/10/20

=大日本印刷=バイオマス度98%の飲料用紙容器を開発

大日本印刷は、植物由来の原料で製造したバイオマスポリエチレンとFSCのCoC森林認証紙を使用した、バイオマス度98%の飲料用紙容器『L-Bio(エル・バイオ)カートン』を国内で初めて開発、果汁飲料やコーヒー飲料などの飲料向けの包装材として、12月から発売する。
 大日本印刷は、環境に配慮した包装材として、2012年に植物由来の原料(サトウキビの廃糖蜜)を含むポリエチレンテレフタレート(PET)を使った『バイオマテックPETフィルム』を世界に先駆けて開発。その後『バイオマテック』はシリーズ化し、2013年には酸素と水蒸気のバリア性を高めた透明な蒸着フィルム『バイオマテックIB-PETフィルム』を、2014年7月にはバリア性と遮光性に優れたアルミ蒸着フィルム『バイオマテックVM-PET』などを発売、食品や日用品などの包装材として提供してきた。また同社は、1980年から『Lカートン』や『Lアルミカートン』の名称で、ジュースや茶系飲料、アルコール飲料などの飲料用紙容器として『L』シリーズを販売してきた。
 今回の『L-Bioカートン』は、植物由来原料を使ったポリエチレン樹脂をFSC森林認証紙の表裏にラミネートした材料を使用した飲料用紙容器で、Lシリーズとバイオマテックシリーズのそれぞれの強みを組み合わせた製品ラインアップとなっている。バイオマス度95%のバイオマスポリエチレンを、FSCの森林認証紙の表裏にラミネートすることによって、容器全体のバイオマス度は約98%を達成。“インキを除きほぼ100%バイオマス化”を実現した液体紙容器となった。
 『L-Bioカートン』の原料であるバイオマスポリエチレンは、接着性などの機能を損なうことなく、原料を石油由来から植物由来に置き換えて石油使用量を削減することに成功。石油由来ポリエチレン樹脂を使用した従来品と比較すると、『L-Bioカートン』1個あたりのライフサイクル全体でCO2排出量を約14%削減する。また、従来の飲料用紙容器と同様にリサイクルも可能。大日本印刷では、「食品や飲料、日用品などのメーカーに提供する包装材を可能な限りバイオマテックシリーズに切り替えるよう働きかけていく方針」で、また『L-Bioカートン』を皮切りに他の紙容器でもバイオマス化を進めていく。売上げ目標としては、2017年度までにバイオマテックシリーズを利用した包装材で150億円を目指す。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/20号」より
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