林野庁は12月6日、福島県青少年会館で、「福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム」を開催する。
林野庁では、東電・福島第一原発の事故による放射性物質の影響から森林・林業の再生を図るため、森林内の放射性物質の動態調査や除染技術の開発などを進めており、今回のシンポジウムでは、その中で得られた知見や成果を紹介する。 シンポジウムの内容は次の通り。
〔テーマ〕「今できることから福島の森林・林業再生に向けて」
〔基調講演〕「放射能汚染から農と地域と再生を」講師:福島大学うつくしまふくしま未来支援センター・石井秀樹
〔研究報告〕▽報告①「放射能の基礎知識放射能に関する情報を正しく理解するために」〈放射線医学総合研究所・吉田聡〉▽報告②「森と木と放射能はどうなっているのかこれまで分かったことの総合的解説」〈森林総合研究所・赤間亮夫〉
〔活動発表〕▽発表①:「『ものづくり』を通して『もりづくり』のために」〈伊達クラフトデザインセンター(ディー・シー・ツー有限責任事業組合)・白井貴光〉▽発表②:「食品製造業としてのきのこ栽培」〈小川きのこ園(有限会社ユウ)・中島康雄〉▽発表③:「津波被災海岸林再生整備の取り組み」〈いわきの森に親しむ会・松〓和敬〉
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/08号」より