リンテックは、環境配慮をコンセプトとするフィルムベースのラベル素材『カイナスシリーズ』の新アイテムとして、再生PET使用比率の高い『KP5000』を2015年2月から全国発売する。
『KP5000』は、使用済みペットボトルをリサイクルする方法として近年注目を集めている、メカニカルリサイクル(物理的再生法)と呼ばれる再生処理方法で作られたPETフィルムを使用。ほかのリサイクルと比べ、大規模な設備を必要としないにもかかわらず、品質の高い衛生的な再生PET樹脂を比較的低コストで生成できるのが特長だ。
表面基材の再生PET樹脂使用比率は、世界最高水準の80%以上を実現。資源の循環利用により石油資源の枯渇を抑制しつつ、非再生PETフィルムベースのラベル素材と同等の物性を備えており、日用品、化粧品、家電製品をはじめとする各種商品のPOPラベル、アイキャッチラベル、各種表示用ラベルなどに適している。
なお『KP5000』は、PETボトル協議会が提示する再生PET樹脂使用比率の基準(=再生PET樹脂を25%以上使用したPETを製品の主要構成部材として使用していること)をクリアし、同協議会からの認証を取得した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/5号」より