東京23区のうち18区および、関東製紙原料直納商工組合、日本製紙連合会、東京都資源回収事業協同組合の4者は、古紙持去り行為の根絶に向け覚書を締結することを発表した。18区のうち、すでに中央、港、文京、江東、品川、目黒、大田、中野、杉並、豊島、板橋、練馬、足立、葛飾、江戸川の15区は12月25日に覚書を締結、残り3区(隅田、世田谷、荒川)は2014年度末までに締結する予定。
今後4者は、以下のような役割分担で古紙持去りの根絶に取り組んでいく。
①特別区18区…代表区(足立区)がGPS追跡調査の時期と場所を調整し、効率的に実施していく。
②関東商組…追跡調査用GPS端末器を特別区に無償貸与。持去り古紙の受入れ拒否。持去り古紙を繰り返し買い入れている事業者名の公表
③製紙連…持去り古紙の受入れ拒否。
④東資協…古紙持去り根絶宣言車識別ステッカーの推進。持去り古紙の買入れ拒否。
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/26号」より