日本紙パルプ商事が新たに設立した「リーディングポートJP」(山本紳一郎社長)は、4月10日に開業した、ららぽーと富士見(埼玉県富士見市)の1階に、書籍・雑貨販売、カフェを複合した書店の1号店「BOWL(ボウル)」をオープンした。
リーディングポートJPは書籍、雑貨、飲食を複合した小売店舗の運営を目的に昨年設立され、今回の「BOWL」が1号店となるが、例えば料理関連の本とキッチン用品というように、同じテーマの書籍と雑貨類を同じ棚に陳列。また、購入前の本を3冊まで隣接するカフェスペースへ持ち込んでの試読が可能など、既存の書店のスタイルにとらわれない空間を演出している。
同社では、複合書店の出店について「この場の提供を通じて、紙メディアの新しい可能性を追求するとともに、一般消費者のニーズを把握することで、洋紙の販売事業との相乗効果につなげていきたいと考えております」と説明している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/4号」より