伊藤忠商事の岡藤正広代取社長はこのほど、日本とフィンランドのビジネスにおける友好関係に貢献したとして、フィンランド大統領より高位の勲章を受章した。5月26日、駐日フィンランド大使館で開催された伝達式・夕食会で、マヌ・ヴィルタモ駐日フィンランド大使から岡藤氏にフィンランド獅子勲章コマンダー章が手渡された。伝達式にはメッツァ・グループ社長兼CEOのカリ・ジョーダン氏をはじめとする両国の財界人や企業人が参加した。
伊藤忠とメッツァ・グループの取引関係は長く、特に2012年には子会社メッツァ・ファイバーの株式の24.9%を伊藤忠が取得。メッツァ・ファイバーは最近、パルプ工場の新設を決定しており、新設工事はフィンランドの森林部門において最大規模の単独投資となるが、ヴィルタモ大使は、「伊藤忠の資本参加が工場新設を後押しした」と話した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/15号」より