凸版印刷はこのほど、電子レンジ専用チャック付パウチ『スマデリバッグ』で、日本包装技術協会が主催する「第39回木下賞 研究開発部門」を受賞した。
『スマデリバッグ』は、あらかじめ封入された調味液や具材に、新鮮な食材を加えて電子レンジで加熱するだけで、本格的な蒸し・煮込み料理ができる、電子レンジ専用のチャック付パウチ。パウチには凸版印刷が開発した透明ハイバリアフィルム『GLフィルム』を使用しているので、長期保存が可能で風味も維持できる。
電子レンジでの加熱直前に新鮮食材を追加投入するため、通常のレトルトタイプの電子レンジ調理と比較し、食材の風味や栄養価が損なわれにくいといった特長がある。また、加熱時に発生する蒸気をゆっくり外に逃がす特殊構造をチャック部に備えているため、電子レンジで本格的な蒸し・煮込み調理が可能。さらに、火や調理器具を使わないので調理や後片付けの手間も省ける。
『スマデリバッグ』のこうした特長が評価され、今回の受賞につながった。凸版印刷の木下賞受賞は9年連続。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/6号」より