レンゴーの、タイでの合弁会社、TCフレキシブル・パッケージング社(=TCFP社)はこのほど、ベトナムの「ティン・タイン・パッキング社(=BATICO社=登記上のショートネーム)に出資し、株式の80%を取得した。
BATICO社は、ホーチミン市中心部から西へ約30㎞、ロンアン省ドゥックホアハのプラスチック工業団地内に本社工場を持ち、ベトナム市場で有力な地位にいる軟包装メーカー。年間生産能力は約2億3,000万㎡。
一方TCFP社は、軟包装需要の成長が期待される東南アジア地域で、食品・日用品向けを中心に軟包装事業の拡充を進めており、BATICO社への資本参加もその一環。昨年出資したタイのプレパック・タイランド社に続く取組みとなる。
レンゴーは、「TCFP社を通じてグループの豊富な軟包装製造ノウハウを活かし、東南アジア地域で軟包装事業の拡大を図るとともに、あらゆるパッケージングニーズに応えるべく供給体制の充実を進めていく」としている。
<TCFP社の概要>
〔代表者〕Karan Tejasen
〔株主〕レンゴー20%、朋和産業(レンゴー100%子会社)5%、TCG社(レンゴー30%+SCGパッケージング社70%出資の合弁会社)75%
〔事業〕東南アジアにおける軟包装事業の統轄・持株会社
<BATICO社の概要>
〔代表者〕Jakjit Klomsing
〔株主〕TCFP社80%ほか
〔事業〕軟包装製品の製造・販売
〔2014年度売上高〕9,540億ドン(約53億円)
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/20号」より