凸版印刷はこのほど、ワンソースから同時に複数媒体の書籍制作が可能なクラウドサービス「TOPPAN Editorial Navi(トッパン・エディトリアル・ナビ)」を開発した。紙と電子のハイブリッド出版など、さまざまなフォーマットの作品提供が求められる出版業界を中心に、8月から提供していく。
「TOPPAN Editorial Navi」は、著者、編集者、校正者など、同じ作品づくりに携わる人々がウェブで原稿を共有し、画面上で誌面確認したり、ICTを活用した共同編集ができるため、場所と時間に囚われない作品づくりが可能。また、凸版印刷のコンテンツ制作や構造化などのノウハウをシステム機能として提供することにより、ワンソースから同時にさまざまな出版フォーマットへ変換でき、制作のコストダウンやリードタイムの短縮が図れる。
凸版印刷では、「TOPPAN Editorial Navi」の提供により、2020年度までに関連受注を含めて100億円の売上げを目指す。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/3号」より