1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2015/09/07

決 算

=紙パの第1四半期=
 紙パ関連企業の第1四半期(2015年4~6月)決算の発表が始まった。今号から順次紹介していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙】
●王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 359,005 (+12.5%)
 営業益 15,778 (+54.1%)
 経常益 26,360 (+217.0%)
 当期益 16,894 (+441.7%)
〔通期予想〕
 売上高 1,530,000 (+13.6%)
 営業益 70,000 (+49.9%)
 経常益 65,000 (+22.7%)
 当期益 34,000 (+96.0%)
 国内経済の緩やかな回復基調を背景に増収増益となった。最終益が大きく膨らんでいるのは、中越パルプ工業の株式を追加取得して持分法適用会社としたことに伴い、負ののれん相当額59億4,700万円を営業外収益として計上したため。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+15.9%。段ボール原紙は輸出が増加したが国内向けは加工食品向けなどが低調で、全体では減少。段ボールは飲料・青果物関係などが堅調で増加。家庭紙関連もティシュ、トイレットペーパー、紙おむつ、いずれも増加。
○機能材…売上高は前年同期比△2.0%。特殊紙、感熱紙、ともに減少した。
○資源環境ビジネス…売上高は前年同期比+41.7%。宮崎県日南市で売電がスタートし、北海道ニセコ町では水力発電所のリフレッシュ工事完了により売電が増加。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比△0.2%。新聞用紙は減少。印刷・情報用紙は販売量が減少したが、売上高は価格修正効果で微減にとどまった。
●日本製紙
〔第1四半期〕
 売上高 251,901 (△1.3%)
 営業益 4,304 (△31.4%)
 経常益 10,725 (+77.7%)
 当期益 12,633 (+295.5%)
〔通期予想〕
 売上高 1,060,000 (+0.7%)
 営業益 32,000 (+35.3%)
 経常益 30,000 (+29.3%)
 当期益 15,000 (△35.3%)
 印刷用紙が低調に推移する中、コストダウンに努めつつ価格修正に取り組んだ。また資産効率改善のため、四国コカ・コーラと理文造紙有限公司の株式を売却した。
○紙・パルプ事業…新聞の部数減や印刷用紙の需要低迷から、洋紙販売量は前年割れ。板紙は段ボール原紙が堅調に推移。輸出は洋紙・板紙ともに大幅に増加。家庭紙の販売量は、前年同期に増税前仮需の反動減があったことから、伸長した。全体では売上高が前年同期比△1.0%、営業利益は同△38.2%。
○紙関連事業…化成品事業は、液晶用途向け機能材料の販売量が減少し、液体用紙容器事業は清涼飲料向け販売量が減少した。全体では、売上高が前年同期比△1.6%、営業利益が同30.0%の減収減益。
●大王製紙
〔第1四半期〕
 売上高 112,957 (+9.4%)
 営業益 4,610 (+4.6%)
 経常益 4,413 (+38.8%)
 当期益 1,896 (△19.5%)
〔通期予想〕
 売上高 470,000 (+4.4%)
 営業益 23,000 (+5.5%)
 経常益 20,000 (△8.2%)
 当期益 10,000 (△24.3%)
 塗工紙から非塗工紙・包装用紙へのシフトなど洋紙事業の構造転換を進めているほか、徹底したコスト削減、板紙・段ボール事業の強化、大王製紙グループの成長分野であるホーム&パーソナルケア事業の拡大に取り組んでいる。
○紙・板紙…売上高は前年同期比+5.5%、セグメント利益は同△15.7%。新聞用紙は販売量・金額ともに前年割れ。印刷用紙の販売量は前年同期並みを維持し、販売金額は価格修正を進めた結果、前年同期を上回った。板紙・段ボールは、加工食品分野の堅調と、いわき大王製紙の新マシン稼働により、販売量・金額ともに前年同期を上回った。
○ホーム&パーソナルケア事業…売上高は前年同期比+18.3%、セグメント利益は同+36.9%。衛生用紙は、価格修正や付加価値品への販売シフトにより、販売量・金額ともに増加。紙おむつもリニューアルが寄与して販売量・金額ともに増加。
●北越紀州製紙
〔第1四半期〕
 売上高 57,374 (+4.6%)
 営業益 1,294 (+239.8%)
 経常益 2,732 (+208.3%)
 当期益 1,815 (+128.5%)
〔通期予想〕
 売上高 242,000 (+6.0%)
 営業益 9,000 (+46.6%)
 経常益 11,500 (+0.3%)
 当期益 6,500 (△22.2%)
 洋紙の国内販売量は減少したものの、価格修正効果や輸出販売量の増加などにより増収となった。損益面では、円安により原材料価格が高騰したが、価格修正や各種コストダウン効果により営業、経常、純利益のいずれも大幅増益となった。
●三菱製紙
〔第1四半期〕
 売上高 52,787 (+1.8%)
 営業益 △1,031 〈前期△1,564〉
 経常益 △1,119 〈前期△1,917〉
 当期益 △1,837 〈前期△3,419〉
〔通期予想〕
 売上高 223,000 (+3.7%)
 営業益 3,500 (+237.0%)
 経常益 1,500 〈前期135〉
 当期益 500 〈前期△4,272〉
 1Qは前期に引き続き八戸構造改革の推進などコストダウン諸施策を強力に進めた。
○紙・パルプ事業…主力の印刷用紙の販売量は微減となったが、PPC用紙の堅調や産業用インクジェット用紙の輸出に支えられ、洋紙全体では販売量が増加、また価格修正も進めた。欧州子会社は、販売量は増加したが、為替の影響で金額は減少。事業全体では減収となり、営業損益は前年同期より損失が膨らんだ。
○イメージング事業…写真感光材料や印刷製版材料が堅調に推移。海外は写真感光材料が競争激化の影響で販売金額が減少したが、全般的に受注は安定。この結果、減収となったが営業利益は増益。
○機能材事業…機能材料は、フィルターの販売金額が減少したが、不織布、リライトメディアなどの販売金額が増加。全体では増収増益。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/7号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。