1割軽くなった特板『ビライトカード』を発売
日本製紙は、特殊板紙の新製品『ビライトカード』を発売した。
製品名の“ビライトカード=Be Light Card”は、「軽い」という特長を表したもので、高度な嵩高技術により従来の片面コートカードより7~10%の軽量化を実現した。食品用をはじめ、医薬品、化粧品、CD・DVDなどのパッケージのほか、包装以外でもさまざまな用途に活用できる。食品用パッケージを想定しているので、蛍光染料は使用していない。
ラインアップは210g(230)、240g(260)、280g(310)、315g/㎡(350)の4米坪(カッコ内は既存の片面コートカードの米坪を参考表示)。生産は富士工場の51号抄紙機。
キャストコートに迫る高光沢度の塗工紙を発売
また日本製紙は、塗工紙『アルティマックス』シリーズから、新製品『アルティマグロス80(煌=きらめき)』を発売する。
『アルティマグロス80(煌)』は、グラビア印刷でしか得られなかった印刷面のシャープな仕上がりをオフセット印刷で実現した印刷用紙。紙のグロス感を示す光沢度80%は、キャストコート紙に迫る非常に高い値となっている。この“煌き”が、印刷物でありながら写真タッチの質感を実現し、最高のハイライト部を再現するという。雑誌・ムック誌・写真集などの出版物のほか、さまざまな用途に適している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/14号」より