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紙の業界ニュース

2015/09/28

決 算

=紙流通の第1四半期=
 前号までの製紙、紙加工関連に続き、紙流通の第1四半期(4~6月)業績を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、(  )内は対前年同期増減率、〈  〉内は前年同期の実績値。
●日本紙パルプ商事
〔第1四半期〕
 売上高 126,803 (△0.7%)
 営業益 1,525 (+3.5%)
 経常益 1,821 (+10.0%)
 当期益 1,715 (+23.1%)
〔通期予想〕
 売上高 550,000 (+3.7%)
 営業益 8,300 (+27.9%)
 経常益 8,000 (+25.9%)
 当期益 3,350 (+6.1%)
○国内卸売事業…国内需要の減少に伴い販売量が減少したため、売上高は前年同期比△3.4%と減収になったが、経常利益は同+0.2%。
○在外卸売事業…円安による外貨換算の影響もあり、売上高は前年同期比+5.7%、経常利益は同+34.6%。
○製紙および加工等事業…売上高は前年同期比△4.4%、経常利益は再生家庭紙製造事業の新工場立ち上げに伴う費用の増加により同△29.9%。
○不動産賃貸事業…テナントビルの稼働率上昇に伴い、売上高は前年同期比+7.2%となったが、経常利益は修繕費用などの増加により同△25.0%。
●平和紙業
〔第1四半期〕
 売上高 4,971 (+2.9%)
 営業益 23 (△22.7%)
 経常益 46 (△8.4%)
 当期益 22 (△27.8%)
〔通期予想〕
 売上高 21,055 (+2.6%)
 営業益 378 (+0.8%)
 経常益 412 (+2.1%)
 当期益 258 (+16.6%)
 “平和”ブランド力を高め、攻めの成長戦略を最重要課題として取組んだ結果、技術紙が前年同期を上回ったが、それ以外は前年割れとなった。一方、海外子会社が売上を伸ばし、グループ全体の売上向上に寄与した。
○ファンシーペーパー…出版物の発行部数減少やカレンダーなどの制作コストの縮小化傾向が根強く、販売量は伸びなかった。売上高は前年同期比△1.7%。
○ファインボード…主力用途の贈答用パッケージやDVD・CDケースで、用紙コスト削減の影響による市場の縮小傾向が続き、売上高は前年同期比△10.4%。
○高級印刷紙…コスト削減による制作部数の減少や安価な一般紙への切り替えの影響を受け、売上高は前年同期比△1.5%。
○ベーシックペーパー…メーカーの値上げ表明を受けて、前期末に値上げ前の買い増し傾向があったため、売上高は前年同期比△2.0%。
○技術紙…耐水機能を持たせた用紙や各種証券用紙の販売量が増加し、売上高は前年同期比+40.5%。
●共同紙販ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 4,013 (△3.2%)
 営業益 △12 〈前期△59〉
 経常益 6 〈前期△7〉
 当期益 1 〈前期49〉
〔通期予想〕
 売上高 17,000 (+1.3%)
 営業益 85 〈前期△69〉
 経常益 100 〈前期△15〉
 当期益 80 (+38.5%)
 適正価格販売を主眼に小口商売を大切に販売展開したが、国内紙需要は伸び悩み減収となった。利益面は、業務の効率化や諸経費削減により、営業利益、経常利益ともに前年同期より若干改善した。
●セ キ
〔第1四半期〕
 売上高 2,859 (+10.0%)
 営業益 68 (+28.0%)
 経常益 121 (+22.7%)
 当期益 54 (△19.1%)
〔通期予想〕
 売上高 12,300 (+4.0%)
 営業益 480 (△16.2%)
 経常益 660 (△14.1%)
 当期益 430 (△25.3%)
 印刷関連事業の営業活動強化を継続しつつ、合理化やコスト削減に努めた結果、経常段階までは増収増益となったが、特別利益が前年同期と比べて少なかったことなどにより、最終益は減益となった。
○印刷関連事業…顧客ニーズに沿った企画提案営業の強化に努めた結果、売上高は前年同期比+10.8%となったが、前年度末に導入した印刷設備の減価償却費の増加などにより営業利益は同△7.4%。
○洋紙・板紙販売関連事業…市況の悪化や競争激化により、売上高は前年同期比△1.0%、営業利益は同△66.0%。
○出版・広告代理関連事業…マスコミに取り上げられた「LUNCH PASSPORT」を全国に拡販するなど業績確保に努めた結果、売上高は前年同期比+11.3%となったが、Webメディアを絡めた企画開発費用の増加などにより営業損益は100万円の赤字となった。
 
=紙加工の第2四半期=
 続いて、12月決算の紙加工企業の第2四半期(2015年1~6月)業績を紹介する。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●コクヨ
〔第2四半期〕
 売上高 161,249 (+3.2%)
 営業益 8,882 (+20.1%)
 経常益 9,814 (+23.7%)
 当期益 6,037 (+51.1%)
〔通期予想〕
 売上高 302,000 (+3.1%)
 営業益 9,300 (+22.4%)
 経常益 10,800 (+12.0%)
 当期益 6,100 (+20.4%)
 オフィス家具販売が好調に推移したことに加え、海外事業も伸長したことから増収となった。利益面は、売上総利益の増加や固定費の削減などにより大幅増益となった。セグメント別では、ステーショナリー関連は海外事業の伸長により、売上高が前年同期比+3.6%の増収となったものの、営業利益は円安で原材料価格や仕入商品価格が高騰したため同△3.9%の減益。ファニチャー関連事業は売上高が同+5.5%、営業利益が同+38.9%の増収増益。通販・小売関連は売上高、営業利益ともに前年並みだった。
 通期予想については、円安による原材料価格の高騰や物流費の増加など不透明感はあるものの、2Qの業績が当初予想を上回ったことから、売上高、利益ともに前回予想を上方修正した。
●ザ・パック
〔第2四半期〕
 売上高 40,239 (+2.4%)
 営業益 2,257 (+6.5%)
 経常益 2,375 (+6.3%)
 当期益 1,418 (△40.8%)
〔通期予想〕
 売上高 89,000 (+3.7%)
 営業益 5,700 (+4.1%)
 経常益 5,900 (+3.4%)
 当期益 3,600 (△16.7%)
○紙加工品事業...売上高は前年同期比+2.7%、営業利益は同+3.3%。主力の紙袋は2014年4月に子会社化した西日本印刷工業の売上が貢献し、またザ・パックアメリカコーポレーションも好調で増収。紙器もコンビニなどの食品用パッケージの堅調により増収。段ボールは一部市場の業績が好調で回復傾向にあるが、その他は概ね低調で全体の売上高は微増だった。印刷は受注が低調に推移し減収となった。
○化成品事業...紙おむつ用製品の受注が好調に推移し、売上高は前年同期比+5.9%、営業利益は同+14.5%の増収増益となった。
●ダイナパック
〔第2四半期〕
 売上高 22,579 (+0.8%)
 営業益 152 (△45.1%)
 経常益 323 (△33.2%)
 当期益 380 〈前期△252〉
〔通期予想〕
 売上高 48,000 (+2.5%)
 営業益 750 (+53.6%)
 経常益 1,000 (+20.5%)
 当期益 900 〈前期△230〉
 段ボール業界全体の1~6月生産量が前年同期比△0.5%となる中、再生産可能な適正価格の維持と、生産量の確保に努めた。国内の段ボール販売量は、各分野で需要を確実に確保し、前年同期比+0.2%となった。一方、昨年からの主原材料費、運搬費などの高止まりに伴うコスト増加、競争激化にによる販売価格下落に対し、工場の内部合理化で原価改善に取り組みつつ、製品価格改定に努めてきた。しかし、その成果は限定的で、利益面は前年同期を大きく下回った。また海外では、高い経済成長を続けるベトナムを中心に旺盛な需要を確実に取り込み、安定した収益を確保している。セグメント別の業績は、包装材関連事業は売上高が前年同期比+0.7%、セグメント利益同△43.7%、不動産賃貸事業は売上高が同△3.3%、セグメント利益同+77.9%。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/28号」より
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