日本製紙はこのほど、上質インクジェット・フォーム用紙の業界標準紙である『NEXT-IJ』の進化版として、新製品『NPiフォームNEXT-IJα』の販売を開始する。生産は岩国工場。
『NPiフォームNEXT-IJα』は、プリンターの進化に伴って高まるIJ用紙への品質要求に高いレベルで応える新製品。同社が培ってきた抄紙塗工技術を用い、高い印字濃度とドット再現性、印字耐水性、高精細な色の諧調性などを実現する。同一印字条件で従来品と比較すると、印字濃度は最大20%向上、また裏抜けしにくい特性により坪量を最大20%減らしても同等の印字濃度が得られる。同社では、これらの特長を生かすことにより、従来IJが使用されていなかった分野や、IJインク使用量の低減の可能性をユーザーに提案していく。用途としては、請求書のほかチラシやリーフレットなどの商業印刷にも利用できる。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/5号」より