日本ペーパークラフト協会は10月25日~11月1日、オフ・クリエイト-クリ8との共済により、東京・汐留のトッパンフォームズ汐留本社1階ホールで、「ペーパーレストラン2015~紙の力・紙を使いこなしたアートの世界~」を開催した。
「ペーパーレストラン」は、ペーパーアーティストやペーパークラフト作家が共通のテーマでオリジナル作品を創作し、紹介する展示会。好評だった昨年の第1回に続き、今年も第2回が開催された。今回のテーマは「紙から生まれたTaketoriの物語」。21人の作家が竹取物語をテーマに制作した、切り絵や折り紙、レリーフ、ポップアップから紙彫刻やジオラマまで、多彩なペーパーアートが披露された。
そのほか、小学生を対象にしたワークショップや、ペーパークラフトに関するセミナーも開催。ワークショップでは、アーミーナイフで有名なビクトリノックス・ジャパンや、トンボ鉛筆、プラスの協力を得て、ペーパークラフト作りと同時に、子ども達が色鉛筆削りを体験する“ナイフの使い方講習”も行った。またセミナーでは、紙の博物館学芸部長の辻本直彦氏が、「かぐや姫の時代に始まるペーパークラフト」をテーマに、暮らしの中で使われてきた紙の道具や伝統行事に残る紙装飾、紙の美術工芸品など、“ペーパークラフト”としての和紙について講演した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/9号」より