KJ特殊紙は、1月27~29日に東京ビッグサイトで開催される「コンバーティング総合テクノロジー展」内の「新機能性材料展2016」に出展する。
展示会では、独自の分散技術を活用したカーボンナノチューブ(CNT)の水系分散液『KJカーボンnanoリキッド』、水系塗工液『KJカーボンnanoコート』、およびそのアプリケーション事例を紹介する。主な製品の特徴は次の通り。
○『KJカーボンnanoリキッド』…CNTは優れた電気特性、機械的強度、熱的特性などを持つ材料で、産業上、多方面での応用が期待されているが、CNT粉体は通常、凝集体を形成しており、そのままではCNT本来の性能を発揮しない。同社では、独自の分散剤配合設計、分散技術、システムの最適化により、低濃度でしか分散できなかったCNTを、高濃度かつ低粘度で均質な加工しやすい水系分散液とすることを可能にした。このため粉体(凝集体)では得られ難い性能を発揮する。
○『KJカーボンnanoコート』…CNT分散液にバインダーを配合。良好なCNT分散性を保ち、フィルム、不織布、繊維などの媒体に均質なコーティング層を形成できる。また、高濃度コーティングが可能でCNTの塗工量確保、塗工層の導電性(表面抵抗率)の制御を容易に行える。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/1号」より