=小津産業=家庭紙・日雑の損失額が減少
小津産業は、2016年5月期第2四半期(15年6月~11月)の業績を次の通り発表した。数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率。
〔第2四半期〕
売上高 19,256 (△0.1%)
営業益 406 (+9.7%)
経常益 423 (△0.6%)
当期益 272 (△8.9%)
〔通期予想〕
売上高 39,000 (+1.5%)
営業益 530 (+20.7%)
経常益 550 (+6.8%)
当期益 340 (△32.9%)
主なセグメントの概況は次の通り。
〔不織布〕エレクトロニクス分野は、スマホやタブレット端末用途および自動車関連用途の電子部品・デバイス産業向けが好調を維持し、売上は微減ながら利益は微増。コスメティック分野は、国内市場は概ね堅調だったものの、前年度に好調だった中国市場の販売が鈍化したため、売上・利益ともに減少。メディカル分野も、売上・利益ともに前年同期比マイナス。グループ各社の状況は、小津(上海)貿易有限公司が減収減益、ディプロは売上がほぼ横ばいで利益は微減、日本プラントシーダーは売上微減ながら、利益は微増。これらの結果、売上高は前年同期比△1.2%の69億8,100万円、セグメント利益は同△8.9%の3億9,500万円。
〔家庭紙・日用雑貨〕採算性を軸にした既存取引の見直しや家庭紙商品の価格修正などにより利益面が改善し、売上高はほぼ横ばいながら損益は損失額が減少した。売上高は前年同期比+0.6%の122億5,300万円、セグメント損失は△700万円(前期は△4,200万円)。
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/8号」より