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紙の業界ニュース

2016/03/23

決 算

=紙パの第3四半期④=
 前号に続き、紙パ関連企業の第3四半期(2015年4~12月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔第3四半期〕
 売上高 382,231 (△1.9%)
 営業益 4,745 (△8.4%)
 経常益 4,814 (△6.8%)
 当期益 2,444 (△7.4%)
〔通期予想〕
 売上高 520,000 (△1.9%)
 営業益 6,300 (△2.9%)
 経常益 7,000 (+10.2%)
 当期益 3,350 (+6.1%)
○国内卸売事業…販売減により、売上高は前年同期比△1.3%、経常利益は同△2.2%。
○在外卸売事業…中国事業の見直しなどの影響で、売上高は同△2.8%、経常利益は同△30.5%。
○製紙および加工等事業…売上高は同△10.9%、経常利益は再生家庭紙製造の新工場稼働に伴う費用の増加により同△44.6%。
○不動産賃貸事業…売上高は同+11.7%、経常利益は前年同期の赤字から黒字に転換。
○その他事業…釧路での太陽光発電事業開始などにより、売上高は同+64.0%、経常利益は+187.4%。
 通期予想は、昨年5月の予想を下方修正した。修正額は売上高△300億円、営業益△20億円、経常利益△10億円。内需の減少と、中国をはじめ新興国経済の減速による収益減に加え、新工場立上げ計画の進捗の遅れなどを勘案したもの。当期益は修正なし。なお、2月3日付で開示した、不正在庫処理による約2.71億円の利益過大計上に対する修正は売上原価として当期業績予想に織り込み済み。
●国際紙パルプ商事
〔第3四半期〕
 売上高 292,922 (+3.2%)
 営業益 1,498 (△7.9%)
 経常益 1,949 (△2.1%)
 当期益 1,094 (△25.6%)
〔通期予想〕
 売上高 388,000 (+0.1%)
 営業益 2,200 (+60.6%)
 経常益 2,400 (+22.6%)
 当期益 1,700 (+50.9%)
○国内拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年同期比+0.1%、営業利益は同+4.4%。紙は販売量・売上ともに減少。板紙は、菓子・日用品向けが減少したが、輸出や飲料関連でカバーし販売量は横ばい、ただし売上は減少。古紙は電子マネーとタイアップした「タウンecomo」などが奏功して販売量・売上ともに増加。
○海外拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年同期比+21.2%、営業損益は損失計上(△2億円)。米国では塗工紙の輸入販売が比較的堅調だったものの、輸出が振るわず全体的には低調。東南アジアは通貨安で伸び悩んだ。東アジアは香港で塗工紙、板紙などが増加、中国も上質紙、塗工紙、板紙が大幅増。
●平和紙業
〔第3四半期〕
 売上高 15,095 (+0.3%)
 営業益 175 (△25.0%)
 経常益 235 (△9.7%)
 当期益 142 (△10.9%)
〔通期予想〕
 売上高 21,055 (+2.6%)
 営業益 378 (+0.8%)
 経常益 412 (+2.1%)
 当期益 258 (+16.6%)
○ファンシーペーパー…出版物の需要減やカレンダーなどの制作コスト縮小化によって販売量が伸びず、売上高は前年同期比△2.8%。
○ファインボード…贈答用パッケージやDVD・CDケースなど主力用途の縮小傾向から、売上高は同△6.5%。
○高級印刷紙…環境対応型商品が市場に浸透してきていることや、今期発売した新商品が順調に伸びたことから、売上高は同+0.1%。
○ベーシックペーパー…食品・医療品パッケージ向けに高板が多く採用されたが、色上質紙・塗工紙が伸びず、売上高は同△1.3%。
○技術紙…電子機器の製造用工程紙や各種証券用紙、耐水・撥水機能を持たせた商品が大幅に増加し、売上高は同+21.5%。
●共同紙販ホールディングス
〔第3四半期〕
 売上高 11,865 (△3.6%)
 営業益 △16 〈前期△111〉
 経常益 11 〈前期△57〉
 当期益 24 〈前期△5〉
〔通期予想〕
 売上高 16,000 (△4.7%)
 営業益 5 〈前期△69〉
 経常益 20 〈前期△15〉
 当期益 20 (△65.4%)
 適正価格販売を主眼に小口商売を大切に販売活動を展開しているが、国内需要の伸び悩みから減収となった。利益面については、業務の効率化や諸経費削減により、前年同期に比べて改善している。
●セ キ
〔第3四半期〕
 売上高 9,023 (△0.1%)
 営業益 400 (△5.3%)
 経常益 550 (△2.8%)
 当期益 291 (△17.3%)
〔通期予想〕
 売上高 12,000 (+1.4%)
 営業益 450 (△21.4%)
 経常益 630 (△18.0%)
 当期益 340 (△40.9%)
 首都圏・関西圏での印刷関連事業の営業強化に加え、愛媛県内でも需要の掘り起こしを図ったが、個人情報流出懸念の影響のほか、洋紙・板紙関連の市況悪化などにより減収となった。利益面では、 印刷関連新設備の減価償却負担やM&Aに伴う株式取得費用の計上により、減益となった。最終益の減益には、「情報セキュリティ対策費」を特損計上したことも影響している。セキでは、不正アクセスにより個人情報が外部に流出した懸念があり(9月15日付で公表)、その対応費用を「情報セキュリティ対策費」として計上している。
 セグメント別の業績は、印刷関連事業は売上高が前年同期比△0.2%、営業利益が同△15.2%。洋紙・板紙販売関連事業は売上高が同△18.9%、営業利益が同△81.0%。出版・広告代理関連事業は売上高が同+4.1%、営業利益は前年同期の損失計上から黒字転換した。
【紙加工】
●昭和パックス
〔第3四半期〕
 売上高 15,162 (+3.6%)
 営業益 779 (+46.2%)
 経常益 857 (+36.1%)
 当期益 584 (+39.3%)
〔通期予想〕
 売上高 21,000 (+5.8%)
 営業益 1,000 (+22.6%)
 経常益 1,070 (+14.8%)
 当期益 700 (+6.2%)
 フィルム製品の出荷量は減少したが、重包装袋、コンテナーは伸長。海外子会社も好調で販売量は増加。損益は、全体に原価を低減させて利益を伸ばした。主なセグメントの概況は次の通り。
○重包装袋…売上高は前年同期比+4.7%。主力のクラフト紙袋の売上数量が前年同期比+4.3%と、業界全体を大きく上回る水準で増加。子会社は、山陰製袋工業が前年割れとなったが、九州紙工は前年同期を上回り、海外のタイ昭和パックスは2桁増だった。
○フィルム製品…売上高は前年同期比△5.5%。売上数量は、産業用で大きく減らし、農業用も微減で量的には不振続き。連結子会社のネスコは売上数量を若干増やした。
○コンテナー…売上高は前年同期比+10.9%。ワンウェイ・フレコン『エルコン』などが伸びた。
●大石産業
〔第3四半期〕
 売上高 13,579 (+1.5%)
 営業益 747 (+101.5%)
 経常益 975 (+71.0%)
 当期益 824 (+118.5%)
〔通期予想〕
 売上高 18,500 (+3.6%)
 営業益 800 (+39.3%)
 経常益 1,000 (+25.3%)
 当期益 820 (+62.3%)
 国内景気が緩やかな回復基調で推移する一方、中国などアジア新興国などの景気減速による影響が懸念される中、提案営業による顧客満足を徹底的に追求するとともに、全社をあげてイノベーション活動に取り組んだ結果、増収増益となった。
●大村紙業(非連結)
〔第3四半期〕
 売上高 3,981 (+5.2%)
 営業益 210 (+11.0%)
 経常益 212 (+7.6%)
 当期益 129 (+17.1%)
〔通期予想〕
 売上高 5,231 (+4.1%)
 営業益 271 (+4.8%)
 経常益 269 (+0.7%)
 当期益 159 (+9.0%)
 生産量は、段ボールシートが前年同期比+8.6%、段ボールケースが同+4.6%と、いずれもプラス
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/22号」より
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