日本製紙は3月25日、セメント協会が開発した早期交通開放型舗装用コンクリート『1DAY PAVE』の試験施工を石巻工場で実施、見学会を開催する。参加無料。

　コンクリート舗装は、アスファルト舗装と比較して耐久性が極めて高く長期的な供用が可能といった特長があり、国土交通省がコンクリート舗装の積極採用を打ち出したこともあって、全国的に採用の機運が高まっている。コンクリート舗装には施工後の交通開放までに数日間を要するという課題があったが、『1DAY PAVE』は施工後1日で交通開放が可能で、今後の普及が期待されている。

　今回の試験施工見学会では、日本製紙が開発したコンクリート用混和材『CfFA（＝Carbon-free Fly Ash）』を配合したコンクリート舗装も、併せて施工する。見学会の概要は次の通り。

〔日時〕3月25日13:15～16:30

〔スケジュール〕①12:45～受付　②13:15～13:35 コンクリート舗装1DAY PAVEの紹介（セメント協会普及部門リーダー・吉本徹）　③13:35～14:00 CfFAの紹介（大分大学工学部福祉環境工学科教授・佐藤嘉昭）　④14:00～14:20 1DAY PAVE配合検討について（㈱フローリック技術本部技術部長・桧垣誠）　⑤14:20～14:45 ポゾラン材料の特性と有効利用（秋田大学大学院土木環境工学専攻教授・徳重英信）　⑥14:45～16:30 施工現場見学会（移動時間含む）

〔会場〕日本製紙石巻工場

〔工事概要〕①1DAY PAVE 192㎡　②1DAY PAVE＋CfFA 192㎡（①と②の一部を見学）

〔問合せ・参加申込〕所定の申込用紙にて3月17日までにE-mailで。宛先：yosuke-tabei@nipponpapergroup.com。担当：日本製紙技術本部技術企画部・田部井容輔　電03－6665－1161。定員120名。

〔その他〕荒天が予想される場合は前日までに中止の案内あり（その場合、4月8日に延期）

　

株式会社　紙業タイムス社　「Future3/21号」より