リンテックはこのほど、きれいに剥がせるラベル素材『REPOP』(リポップ)シリーズの強粘再剥離タイプで、表面基材を石油由来フィルムから再生PETフィルムに切り替えるリニューアルを実施した。2月中旬製造分から切り替えている。
『REPOP』シリーズの強粘再剥離タイプは、プラスチック容器などにしっかり貼れて、剥がす時にはのり残りが少なくきれいに剥がせるのが特長。日用品や化粧品のアイキャッチラベル用に数多く採用されている。蒸着ポリエステルフィルム(銀ツヤ)を使用した『RE5014』と、発泡ポリエステルフィルム(白色)の『RE5034』、透明ポリエステルフィルムの『RE5054』の3種類があるが、今回のリニューアルは、透明フィルムの『RE5054』について、表面基材を再生PETフィルムに切り替えたもの。昨秋、世界最大のラベル関連展示会「LABELEXPO EUROPE 2015」で開催された「ラベルインダストリー・グローバルアワード2015」のサステナビリティ部門を受賞した再生PETラベル素材と同じものを採用する。
新しい表面基材は、ペットボトルから作られた再生PET樹脂を、表面基材全体に対して世界最高水準の80%以上使用しながら、非再生PETフィルムと同等の物性を実現。また粘着剤は、有機溶剤の使用量削減に寄与するエマルション型で、各種被着体に対応可能な汎用性の高いものを使用している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/28号」より