大王製紙はこのほど、15歳以下の子どもを持つ母親1,000人を対象に、鼻のかみ方を調べる「子どもの鼻の健康に関する意識調査」を実施した。
同社が推奨する「正しい鼻のかみ方」のポイントは、①反対側の鼻を押さえて片方ずつかむ ②鼻水を押し出すためしっかり口から息を吸う ③ゆっくり少しずつかむ ④最後まで強くかみすぎない ⑤肌にやさしいティシュを使うの5点。調査結果によれば、「正しいかみ方」をしていない母親は47.6%に上り、2011年の前回調査(36.9%)から10.7ポイントも増加していた。さらに、「両方の鼻をいっしょにかむ」ことが間違った方法だと知らない母親も、前回の26.4%に対して今回は31.5%と増えていた。
また、子どもに鼻のかみ方を教えたことがある母親は79.5%に上る一方、このうち31.2%が間違ったかみ方を教えていたこともわかった。この“間違え率”も、前回の25.6%からアップしている。さらに、母親に「子どもが正しい鼻のかみ方ができているかどうか」を聞いたところ、57.8%が「できていない」と回答、これも前回(46.5%)と比べて11.3ポイント増加した。
これらの結果を踏まえ同社では、新たに「とくなが耳鼻咽喉科」の徳永雅一院長監修のもと、正しい鼻のかみ方を広める「ハナイク」(鼻育)の活動を、より一層活発化させるとしている。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ