王子ホールディングスと中越パルプ工業は、かねて公表していた業務・資本提携の基本合意に基づき、製袋事業の中間持株会社「O&Cペーパーバッグホールディングス㈱」を、5月1日付で設立することを決めた。
重包装用途を中心とした紙袋は、内需減少が長期化する一方、海外の新興国では経済成長に伴い需要が増加している。そこで両社は、生産体制の合理化などによって国内事業を盤石にした上で、海外の既存拠点を基点に事業拡大を進めていくため、中間持株会社を設立するもの。
具体的には、王子HD子会社の王子製袋と、中越パルプ子会社の中部紙工、中越パッケージの3社による共同株式移転方式でO&CペーパーバッグHDを設立。設立後は、王子産業資材マネジメントが55%、中越パルプが45%の株式をそれぞれ保有する。王子製袋、中部紙工、中越パッケージはO&CペーパーバッグHDの100%子会社となる。
<O&CペーパーバッグHDの概要>
〔代表者〕田野弘一代取社長
〔所在地〕東京都中央区銀座5-12-8
〔主な事業〕純粋持株会社
〔設立日〕2016年5月1日(予定)〔資本金〕1億円
〔発行済株式数〕2,000万株
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/11号」より