日本製紙クレシアはこのほど、同社最高峰のプレミアムティシュ『クリネックス至高』シリーズの新製品として、『クリネックスティシュー至高「極」』を発売した。『至高』シリーズはこれまで、主に同社のオンラインショップで販売されてきたが、新製品は全国小売店で1箱1,000円（税抜）で販売、併せてポケットタイプも発売する。

　ティシュは、依然として低価格志向が根強いものの、やわらかさや保湿など、高品質・高機能を追求した製品の売上規模は年々拡大している。また、生活にゆとりのあるシニア世帯や共働き世帯などを中心に、最上級のプレミアム製品を求める傾向も高まりつつある。今回発売した『至高「極」』は、プレミアムティシュの最高峰として、「Made in JAPAN」の紙づくりの“技”を極めたティシュ。原料には厳選したブランドパルプを使用し、針葉樹パルプと広葉樹パルプの持つ特長を最大限に引き出す“黄金比率”で配合。また、ティシュ製造50年以上の抄紙技術を結集してしなやかさとボリューム感を実現。さらに、極めて薄く仕上げた1枚の紙を4枚重ねにして独自の特殊加工を施し、ふっくら・やわらか・表面性のよい肌ざわりを可能にした。

　“日本の技”を極めたティシュ品質に合わせて、デザインにも“匠の技”を起用。日本固有の文化である家紋を専門にデザインする紋章上繪師（もんしょううわえし）が描き起こした、金泊押しのオリジナルロゴ「極」を使用し、パッケージは金ベースと黒ベースの2種類を用意。金のパッケージ『金襴/KINRAN』は大小の紋様を組み合せたデザインで、黒のパッケージ『黒硯/KUROSUZURI』は細かい紋様を配列したデザインとなっている。ポケットティシュは、ボックスタイプと連動させ、金襴と黒硯のパッケージのアソートとした。

　「Made in JAPAN」の品質とデザインにより、最高級品質を求めるユーザーのほか、訪日外国人などのギフトニーズに応えるプレミアムティシュとして展開していく。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future5/9号」より