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紙の業界ニュース

2016/06/16

決 算

=紙パの2016年3月期業績③=
 前号に続き、紙パ関連企業の2016年3月期決算(2015年4月~2016年3月)を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年度増減率。
【メーカー】
●北越紀州製紙
 売上高 246,849 (+8.1%)
 営業益 9,236 (+50.4%)
 経常益 10,587 (△7.6%)
 当期益 7,476 (△10.6%)
〔今期予想〕
 売上高 270,000 (+9.4%)
 営業益 13,000 (+40.7%)
 経常益 14,000 (+32.2%)
 当期益 10,000 (+33.8%)
○紙パルプ事業…売上高は前年度比+8.8%、営業利益は同+64.7%。国内の販売量は、洋紙・白板紙ともに減少したものの、中国で白板紙事業の営業運転を開始したことや、Alpac Forest Products Inc.およびAlpac Pulp Sales Inc.を連結子会社化したことなどにより増収となった。また、洋紙の価格修正効果や原燃料価格の下落によるコスト減で営業利益が大幅増益となった。
○パッケージング・紙加工事業…売上高は同+1.6%、営業利益は同+57.5%。液体容器は受注増に加えて価格修正も進み、加工紙もインバウンド効果による化粧品分野で受注が増加した。また、各種コストダウン効果などにより増益となった。
○その他…売上高は同+6.4%、営業利益は同+19.3%。建設業の受注が増加し増収となった。各種コストダウン効果などにより増益。
 今期は、カナダのパルプ事業の収益がフルに寄与することや中国白板紙事業の黒字化を視野に、過去最高益の更新を見込んでいる。
【流通】
●日本紙パルプ商事
 売上高 506,631 (△4.4%)
 営業益 6,380 (△1.7%)
 経常益 7,008 (+10.3%)
 当期益 3,400 (+7.7%)
〔今期予想〕
 売上高 520,000 (+2.6%)
 営業益 8,500 (+33.2%)
 経常益 8,000 (+14.2%)
 当期益 5,000 (+47.1%)
 売上高と営業利益が前年度を下回ったが、経常利益は受取配当金の増加などにより増益、当期純利益は、固定資産処分損などがあったものの投資有価証券売却益の計上などにより増益となった。
○国内卸売事業…需要減少に伴う販売減により、売上高は前年度比△1.0%、経常利益は同△1.4%。
○在外卸売事業…中国事業の見直しの影響などで、売上高は同△11.3%となったが、経常利益は採算の改善により同+90.0%。
○製紙および加工等事業…売上高は同△12.7%、経常利益は再生家庭紙製造の新工場稼働に伴う費用の増加により同△44.3%。
○不動産賃貸事業…売上高はテナントビルの稼働率上昇により同+12.7%、経常利益は前年度の赤字から黒字転換した。
○その他事業…釧路での太陽光発電事業開始などにより、売上高は同+60.6%、経常利益は前年度の約11.6倍。
 今期見通しは、国内卸売は前年並みの利益を見込んでいるものの、在外卸売、製紙・加工の利益回復や、不動産賃貸での賃貸料収入の増加を見込んでいる。
●国際紙パルプ商事
 売上高 389,678 (+0.5%)
 営業益 1,516 (+10.7%)
 経常益 1,853 (△5.3%)
 当期益 1,215 (+7.8%)
〔今期予想〕
 売上高 373,000 (△4.3%)
 営業益 2,100 (+38.5%)
 経常益 2,100 (+13.3%)
 当期益 1,300 (+7.0%)
○国内拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年度比△1.4%。紙は、コピー用紙は好調だったが出版や広告業界などで紙媒体が減少し、販売量・金額ともに前年割れ。板紙は、飲料関係が好調だったものの、段ボール原紙の軽量化や食品・菓子値上げの影響により販売量・金額ともに減少。古紙は電子マネーとタイアップした「タウンecomo」増加の相乗効果により販売量・金額ともに増加。
○海外拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は同+10.9%。新聞用紙やグラフィック用紙を中心に需要が減退している米国、豪ドル安により米ドル建て販売が不振となった豪州、供給過剰と需要の減退が続いた東南アジアは販売量・金額ともに前年割れ。香港、中国は紙・板紙ビジネスを中心に順調で、販売量・金額ともに増加。
○不動産賃貸事業…売上高は前年度+3.4%。KPP八重洲ビルが満室稼働を維持し、大阪・名古屋のテナントビルも入居率が改善した。
 今期については、「変化に対応できる経営体質を確立し、顧客ニーズにきめ細かく対応する営業活動により販売量確保を図り適正価格販売を堅守する」としている。
●平和紙業
 売上高 20,305 (△1.1%)
 営業益 319 (△14.9%)
 経常益 394 (△2.4%)
 当期益 237 (+7.2%)
〔今期予想〕
 売上高 20,500 (+1.0%)
 営業益 343 (+7.3%)
 経常益 398 (+0.9%)
 当期益 261 (+10.0%)
 高級印刷紙と技術紙が前年度を上回ったが、主力である特殊紙分野のファンシーペーパーとファインボードは前年割れとなった。
○ファンシーペーパー…出版物の販売減やカレンダーなどの制作コスト縮小化に伴って販売量が伸びず、売上高は前年度比△2.1%。
○ファインボード…贈答用パッケージやDVD・CDケースなど主力用途の縮小傾向から、売上高は同△4.3%。
○高級印刷紙…主力とする環境対応型商品が市場に浸透してきていることや、当期に発売した新商品が順調に伸びたことから、売上高は同+0.1%。
○ベーシックペーパー…食品・医療品向けパッケージに高板が多く採用されたが、色上質紙・塗工紙が伸びず、売上高は同△3.2%。
○技術紙…各種製造用工程紙や証券用紙、耐水・撥水機能を持たせた商品の販売量が大幅に増加し、売上高は同+15.3%。
○その他…家庭紙、製紙関連資材、圧着ハガキ、いずれも販売量が伸びず売上高は同△12.5%。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/13号」より
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