全日本紙製品工業組合は5月31日、都内で第52回通常総会を開催。黒田章裕理事長が議長となって議案を審議、第1~6号議案のすべてを承認した。
当日は冒頭、司会の中井悦朗常任理事が今年4月以降の熊本地震で亡くなった方々のために黙祷することを提案、出席者全員で物故者の冥福を祈った。黒田理事長も開会挨拶の中で、熊本県内の同業界関係者のために組合員からの義援金を一本化して贈る方針を明らかにした。
2016年度の事業計画では、前年度に設立した「組合活性化委員会」が中心となって、組合基盤強化のため新規組合員の加入を進める。また「環境委員会」では組合員企業の社員を対象に、環境教育講座の一環として「ECO検定」(東京商工会議所主催)の受験講座を実施する。
関連団体との連携活動では、日本製紙連合会主催のイベント「バレンタインデーは、手紙を書こう」に協賛して活動するほか、日本郵便との間で定例会議の開催なども予定している。このほか組合員企業の代表者辞任に伴う補欠監事の選任が行われ、畑中廉平氏(キョクトウ・アソシエイツ代取社長)を選任した。
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/20号」より