日本印刷産業連合会（日印産連）は去る6月17日、東京都内で第31回定時総会を開催した。稲木歳明会長が議長となり、2015年度事業報告案/決算報告案、2016年度事業計画案/収支予算案をそれぞれ審議して承認。また役員改選では、構成会員団体の代表を辞した稲木氏が会長を退任して顧問に就任、新会長には理事会での選出により大日本印刷代取副社長の山田雅義氏が就任した。

　役員改選の手順は、まず構成会員10団体および日印産連から推薦された理事候補者45名、監事候補者2名が承認され、別室で行われた理事会で会長・副会長・専務理事・常務理事・常任理事・顧問の選任が行われた。併せて、日印産連の日常的な活動運営に当たる常設5委員会と顕彰制度を運営する顕彰委員会の各委員長に、推薦を受けた6名が就任し業務を委嘱された。

　正副会長の顔ぶれは次の通り（敬称略）。＜会長＞▽山田雅義〈新任〉（印刷工業会）＜副会長＞▽浅野健〈留任〉（印刷工業会）▽臼田真人〈昇任〉（全日本印刷工業組合連合会）▽小谷達雄〈昇任〉（日本フォーム印刷工業連合会）。

　〔常設5委員会/顕彰委員会〕＜常設委員会＞▽ステアリング・コミッティ（運営委員会）＝浅野健〈印刷工業会/ ㈱金羊社〉▽価値創出委員会＝滝澤光正〈全日本印刷工業組合連合会/滝澤新聞印刷㈱〉▽企業行動委員会＝堆（あくつ）誠一郎〈印刷工業会/宝印刷㈱〉▽地球環境委員会＝田口薫〈全国グラビア協同組合連合会/大日本パックェージ ㈱〉▽広報委員会＝岩岡正哲〈印刷工業会/岩岡印刷工業 ㈱〉＜顕彰委員会＞▽浅野健（兼）。

　総会後の懇親会では山田新会長が、稲木前会長によって描かれた日印産連グランドデザインの路線を引き継ぎつつ、印刷業界の課題解決に取り組んでいくと挨拶。退任した稲木前会長には事務局から花束が贈られ、労をねぎらった。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future7/11号」より