日本ロジスティクスシステム協会、日本パレット協会など業界7団体による『国際物流総合展2016』が9月13~16日、東京・江東区の東京ビッグサイト(東1~3ホール、東5~6ホール)で開催される。同展は今年で12回目となるが、出展社数は456社と過去最大規模。開催期間中の入場者数は13.5万人と見込まれている。
同展実行委員会(委員長=佐々木一衛/豊田自動織機副社長)では昨秋から準備を重ね、テーマは「物流展で見つけよう~課題解決のネクストステップ~」と設定した。物流・ロジスティクス面の技術進歩はコストの適正化や労働力対策などから経済活動を支えるだけでなく、近年は環境への配慮なども加わって、ユーザーのさまざまなニーズを解決する提案が進んでいる。
同展は物流・ロジスティクスの国際的専門展としてはアジア最大級の商談会であり、展示会規模も広がっている。出展社数は前々回411→前回418→今回456、使用小間数は1,594→1,704→2,077と大きく拡大した。入場者も前々回12万9,192人→前回13万2,503人と増加傾向にある。さらに海外からの出展社数も、前々回=7ヵ国21社30小間、前回=9ヵ国26社34小間と増えている。
出展分野・品目は保管機器システム、仕分けシステム、ピッキングシステム、搬送システム、産業車両、運搬車両、パレット・コンテナ、サードパーティロジスティクス、エンジニアリング・コンサルティングなどと多彩。出展社は企業だけでなく、流通機能の高さをPRしようとする全国各地の地方自治体も多数顔をそろえる。
4日間の会期中は、会場内A・Bの両スペースで合計72のプレゼンテーション・セミナーを行う。セミナーへの参加は無料で、当日先着順。各回定員100名で入れ替え制。一方、これとは別にロジスティクス講演会も4日間で4セッション行う。ドローン、IoT、ビッグデータ、AI、ロボット、省力化、自動化などをキーワードに、物流現場における労働力不足という課題解決に向けた講演が組まれる。講演企業は自律システム研究所、豊田自動織機、GROUND、インテルの予定。
入場登録料は1,000円(税込)。事前登録者、招待者は無料。出展社もホームページから検索可能。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/15号」より