日本製紙・旧鈴川工場の生産設備跡地で建設が進められていた火力発電所の設備が完成し、9月1日から営業運転を開始した。日本製紙、三菱商事パワー、中部電力の3社は2013年、共同で発電事業会社「鈴川エネルギーセンター」を設立し、発電設備の建設を進めていた。
日本製紙は発電設備の運転と保守を受託し、発電した電力は全量を電力小売り事業者であるダイヤモンドパワーに販売する。
<鈴川エネルギーセンターの概要>
〔所在地〕静岡県富士市今井4丁目(日本製紙・旧鈴川工場敷地内)
〔設立〕2013年9月4日
〔事業内容〕発電設備の運転・維持・管理および電力の卸供給販売
〔資本金〕約26億円
〔出資比率〕三菱商事パワー70%、日本製紙20%、中部電力10%
〔発電規模〕出力約10万kW(送電端)
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/03号」より