日本印刷産業連合会（＝日印産連）は、昨年に引き続きグリーンプリンティング認定制度「2016 GP環境大賞」を実施、また今年は、新たに「2016 GPマーク普及大賞」を創設し、大賞・準大賞の受賞者を決定した。

　日印産連は、印刷業界の環境配慮自主基準を達成した工場・事業所を認定するとともに、基準に適合した印刷製品へ「グリーンプリンティングマーク（＝GPマーク）」を表示する「グリーンプリンティング認定制度（GP認定制度）」の取組みを進めている。「2016 GP環境大賞」は、2015年度にGPマークを表示した印刷製品をより多く発行した企業・団体に授与された。「2016 GPマーク普及大賞」は、GPマーク表示に最も貢献したGP認定工場を、他の工場の模範として表彰するもので、2015年度にGPマーク表示印刷製品をより多く受注し、GPマーク普及に貢献したGP認定工場（印刷会社）に授与された。

【GP環境大賞】

〔大賞〕▽タカラトミー▽日本自動車連盟▽丸井グループ▽武蔵境自動車教習所

〔準大賞〕▽ジェイアール東日本企画▽東武鉄道▽日本二輪車普及安全協会▽ホンダカーズ静岡▽レインボー薬品▽稚内信用金庫

【GPマーク普及大賞】

〔大賞〕▽六三印刷

〔準大賞〕▽大川印刷▽笠間製本印刷

 

「税制改正要望書」を経産省に提出

　日印産連はこのほど、「平成29年度税制改正要望書」を経済産業省に提出した。継続要望事項は、「法人税実効税率の引き下げと公平かつ適正な課税ベースの構築」など計18点で、今回はそのほかに、新規要望事項として次の5点を盛り込んだ。

①資本金3,000万円以下の小規模法人に対する法人税の特例措置の新設

②中小法人の判定基準の見直し

③設備等投資促進減税の適用継続

④相続時精算課税制度の見直し

⑤報酬料金に係る復興特別所得税の源泉徴収制度の不適用

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future10/10号」より