共同印刷は、パッケージ事業の拡大のため、生活・産業資材部門の主力工場である守谷第一工場(茨城県守谷市)に新棟を建設、今後3年間で約100億円をパッケージ事業に投じて生産環境の再構築ならびに生産体制の増強・再編を行う。生活・産業資材部門全体では、紙器・軟包装、医薬・産業資材、チューブ、建材の各事業を合わせた5年後の売上高300億円を目指して、引き続き事業の拡大を図っていく。
まず、軟包装事業の戦略的拡大のため、工場敷地内に新たに軟包装の専用工場を建設。新棟には、従来の印刷・加工機に加え、液体用パッケージの製造ラインを増設し、共同印刷が注力する『ハンディキューブ』などを柱に軟包装分野の拡大を進める。また、国内最新鋭の生産環境を構築してFSSC22000認証を取得し、安心・安全な包装材料の供給体制を強化する。2017年4月に着工し、18年4月竣工予定。鉄骨造・3階建てで、増築延床面積は1万1,682㎡(3,540坪)となる。施工は清水建設。
また紙器事業については、本誌10月17日号既報の通り、守谷工場の敷地内に日本製紙との合弁会社を設立して紙器事業を強化する。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/21号」より