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紙の業界ニュース

2017/02/20

決 算

=紙パの第3四半期①=
 紙パ関連企業の第3四半期決算(2016年4~12月)の発表が始まった。今号から順次紹介していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙流通】
●セ キ
〔第3四半期〕
 売上高 8,504 (△5.8%)
 営業益 162 (△59.4%)
 経常益 278 (△49.5%)
 当期益 224 (△23.1%)
〔通期予想〕
 売上高 11,950 (△1.3%)
 営業益 390 (△24.4%)
 経常益 533 (△23.7%)
 当期益 310 (△19.7%)
 印刷需要の集中する首都圏・関西圏での営業強化を継続しつつ、四国圏内でも既存取引先への印刷需要掘り起こしを図ったが、地方の印刷関連需要減退に歯止めがかからず減収となった。利益は、緊急性の高い情報セキュリティ強化に関する費用や、一昨年10月に行ったM&Aによるのれん償却費の計上などにより、大幅減益となった。当期益の減益幅が営業・経常益に比べて小さいのは、前年同期に情報漏洩懸念による情報セキュリティ対策費を計上していたため。主なセグメントの業績は次の通り。
○印刷関連…主力事業である印刷関連事業の売上高は前年同期比△5.8%、営業利益は同△52.1%。
○洋紙・板紙販売関連…市況悪化や競争激化により、売上高は前年同期比△12.8%、営業損益は△14万円。
○出版・広告代理関連…売上高は前年同期比△15.0%、営業損益は△2,700万円。
○カタログ販売関連…オフィス関連用品通信販売業者への積極アプローチや新規顧客開拓に努めた結果、売上高は前年同期比+7.4%、営業利益は同+7.0%。
【紙加工】
●朝日印刷
〔第3四半期〕
 売上高 28,215 (+10.5%)
 営業益 1,938 (△4.9%)
 経常益 2,195 (△2.9%)
 当期益 1,440 (+0.4%)
〔通期予想〕
 売上高 36,200 (+3.5%)
 営業益 2,360 (△6.5%)
 経常益 2,580 (△8.1%)
 当期益 1,700 (△8.2%)
 中核事業である印刷包材事業へ経営資源を集中するとともに、「Change For The Future !印刷包材提供企業から感動提供企業へ」をモットーに、チェンジに取り組んだ結果、売上高は増加したが、固定費増加の影響により営業益と経常益は減益となった。主なセグメントの業績は次の通り。
○印刷包材…売上高は前年同期比+3.7%。OTC向け製品の好調な受注が牽引役となり、医薬品向けは前年実績を上回った。化粧品の受注も前年同期比プラス。
○包装システム販売…顧客ニーズに合った提案により受注案件が増加し、売上高は前年同期比+160.5%となった。
●野崎印刷紙業
〔第3四半期〕
 売上高 12,566 (△6.6%)
 営業益 303 (△36.8%)
 経常益 300 (△37.1%)
 当期益 145 (△47.4%)
〔通期予想〕
 売上高 16,900 (△3.0%)
 営業益 200 (△62.3%)
 経常益 198 (△62.4%)
 当期益 120 (△39.9%)
 厳しい経営環境が続く中、製造ラインを増強・改修し、併せて品質向上を軸にした設備投資を行いながら、付加価値の高い製品を提供して提案型営業を積極展開したが、市場縮小に加え受注競争の激化による販売価格の低下もあって収益は低調に推移した。主なセグメントの業績は次の通り。
○商業印刷…積極的な企画提案により受注が回復し、美術印刷物も堅調に推移したことなどから、売上高は前年同期比+8.7%。
○包装資材及び紙器、紙工品…紙器は受注競争に伴う価格低下により減少し、包装紙や紙袋も小売業の販売不振から減少した。ビジネスフォーム類も大幅な減少となり、部門全体の売上高は前年同期比△10.1%。
○情報機器及びサプライ品…タグ・ラベルは、価格競争の影響を受け受注が減少し、情報機器類も取引先の設備投資減退により減少したことなどから、売上高は前年同期比△7.3%。
●ハビックス
〔第3四半期〕
 売上高 9,578 (+6.7%)
 営業益 1,168 (+147.2%)
 経常益 1,158 (+145.9%)
 当期益 802 (+139.7%)
〔通期予想〕
 売上高 12,549 (+5.6%)
 営業益 1,492 (+133.0%)
 経常益 1,473 (+137.6%)
 当期益 1,016 (+122.8%)
○不織布関連…売上高は前年同期比+11.4%、セグメント利益は同+60.4%。パルプ不織布加工品は、ホテル・外食産業の好調を背景にクッキングペーパーの販売が増加したことや価格修正を進めたことなどにより増収増益。パルプ不織布原反は、クッキングペーパーの販売増を受けてパルプ不織布の販売構成を見直したため、売上高はわずかに減少したが、原燃料価格が円高の影響もあり軟調に推移したことなどにより利益は増加。化合繊不織布は、前年度に増設した生産設備が順調に稼働し、紙おむつ向けやペットシーツ向けが好調に推移し増収。
○紙関連…売上高は前年同期比△0.1%、セグメント利益は同+83.8%。紙おむつメーカーの輸出好調などから、衛生材料向け製品の販売は堅調に推移したが、販売構成最適化のため一部製品の販売を抑えたことなどにより、売上高はほぼ前年同期並みだった。利益は、原燃料価格が軟調に推移したことなどにより増加。
●中央紙器工業
〔第3四半期〕
 売上高 8,556 (△2.5%)
 営業益 757 (+7.9%)
 経常益 808 (+7.4%)
 当期益 526 (+8.5%)
〔通期予想〕
 売上高 11,800 (+0.9%)
 営業益 950 (+6.9%)
 経常益 1,000 (+6.0%)
 当期益 650 (+25.5%)
 国内では、顧客へのさらなる深耕とエリア集約による効率的な活動に取り組み、主要取引先である自動車・電気関連を中心に売上は増加したが、中国では、取引先の生産拠点移管に伴う生産量の減少や販売競争の熾烈化などの影響があり、連結では減収となった。利益は、国内での売上増や継続的な販売提案活動および収益改善活動が功を奏し、中国での損失を補って増益となった。セグメント別の業績は、「日本」は売上高が前年同期比+3.7%、セグメント利益が同+16.0%。「中国」は、売上高は同△30.3%、セグメント損益は△6,900万円となった。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/20号」より
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