(株)秀美堂(大阪市東住吉区中野4-14-30、設立昭和44年8月、資本金4,700万円、従業員15名)は、3月31日に事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。同社は昭和39年に創業し、カタログ、ポスター、パンフレット、教科書、週刊発行物など幅広い媒体を取り扱うオフセット印刷業者として展開。昭和61年5月、大阪地裁へ和議法を申請するなど厳しい状況に追い込まれたが、大手先との取引を開始するなどして業績は徐々に回復し、平成6年7月期には売上高約6億円を計上していた。しかし、同業者との競合、リーマン・ショック以降の市況の悪化により近時の年間売上高は2億円台で推移。損益についても主力販売先から単価見直しを要請され、辛うじて採算を維持する状況が続いていた。改善策を講じたが効果は上がらず、平成28年7月期の売上高は2億円を下回り、資金繰りも限界に達して今回の措置となった。負債総額は、約1億9,000万円。(東京商工リサーチ調べ)
PJ web newsより