大日本印刷(株)は、DNPのオリジナル書体「秀英体」の17書体をフォントワークス(株)にライセンス提供する。フォントワークスは今年7月より、年間定額制フォントサービス「LETS」のラインナップとして秀英体を提供するほか、機器やソフトウェアへの組込みフォントとしても販売を開始する。秀英体は、DNPが明治時代から開発を続けているオリジナル書体。優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも親しまれている。2006年から「秀英体」をよりオープンなデジタル環境で活用するためのリニューアル事業「平成の大改刻」に取り組み、2009年からはDTP環境のほか、電子書籍ビューアーやワープロソフト等にライセンス提供している。ディスプレーが高精細化し、画面サイズの選択肢が増える中、デジタルメディアでも多様な書体表現が求められている。今回、ゲームや放送などの業界向けにもフォントサービスを提供しているフォントワークスに秀英体をライセンスすることで、「秀英体」の活用範囲を広げていく。
年間定額制フォントサービス「LETS」で「秀英明朝」など計17書体が利用可能に
PJ web newsより