富山県の段ボールメーカー、サクラパックスは、段ボールを使用した、手のひらサイズの熊本城組立てキット『ダンボール熊本城』（税込2,000円）を発売、売上げの全額を熊本城復興のために寄付するプロジェクト「組み建て募金」を、4月11日から開始した。

　熊本地震により甚大な被害を受けた熊本城は、複雑な構造の石垣を持つ城として知られ、復旧には約20年を要し費用も600億円以上かかると言われている（熊本県試算）。サクラパックスが立ち上げた今回のプロジェクトは、「その記憶の風化とともに支援が途絶えないように」との想いからスタート。プロジェクトが始まって最初の週末となった4月16日には、東京・六本木ヒルズの大屋根プラザで、チャリティイベント「熊本城組み建て募金展」を開催、1,500人が来場し50万2,436円の募金が集まった。イベントは、①組み建て募金体験コーナー　②段ボールで製作した高さ2mの熊本城展示　③組み建てタイムトライアル　④メッセージカード記入コーナーの4プログラムで構成され、組み立てスピードを競う「組み建てタイムトライアル」では、千葉県から参加した親子が31分8秒で優勝した。

　『ダンボール熊本城』はwebサイト（http://www.kumitate-bokin.jp/）で販売中。組み立て動画も公開している（https://youtu.be/K3_yMIpGNq8）。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future5/9号」より