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紙の業界ニュース

2017/06/05

決 算

=紙パの2017年3月期業績②=
 前号に続き、紙パ関連各社の2017年3月期(2016年4月~17年3月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年増減率、〈 〉内は前年度の実績値。
【製紙会社】
●北越紀州製紙
〔17年3月期業績〕
 売上高 262,398 (+6.3%)
 営業益 12,900 (+39.7%)
 経常益 14,055 (+32.8%)
 当期益 10,380 (+38.8%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 280,000 (+6.7%)
 営業益 12,000 (△7.0%)
 経常益 16,000 (+13.8%)
 当期益 11,000 (+6.0%)
 国内の売上高は減収となったが、連結子会社化したAlberta-Pacific Forest Industries Inc.の寄与、海外子会社の収益改善などにより増収増益となった。
○紙パルプ…売上高は前年比+7.5%、営業利益は同+41.0%。国内は減収だったが、カナダのAlberta-Pacific Forest Industries Inc.が増収に寄与。品種別では、洋紙は電子媒体化の影響、出版物・広告の紙離れにより販売量は減少。白板紙は、コート白ボールが食品関連向けで伸長し、高板・特板も底堅く、販売量は増加。特殊紙は、機能紙分野が堅調だったが、高級印刷用紙やファンシーペーパーは需要減に加えてグレードダウンがあり、また情報用紙も電子媒体への移行が続き、厳しい販売状況。
○パッケージング・紙加工…売上高は前年比+0.1%、営業利益は同+81.2%。各種コストダウン効果により大幅増益となった。
 なお北越紀州製紙は、2017年4月1日~20年3月31日を計画期間とする中期経営計画「V-DRIVE」を策定した。同中計は、2011年に発表した長期ビジョン「Vision2020」(目標:売上高3,000億円以上)の最終ステップ。この3年間で、○売上高3,000億円 ○営業利益150億円 ○売上高営業利益率5.0% ○ROE6.0% ○EBITDA400億円 ○ネットD/Eレシオ0.6以下を目指す。基本方針は「海外事業拡大」「工場競争力再強化」「連結経営体制基盤強化」の3点。海外新規投資の検討に加え、カナダ・フランス・中国などの海外子会社を活用した横展開を図る。また、環境経営の強化とともに洋紙事業の最適生産体制構築、物流費などのコストダウンに取り組む。
●中越パルプ工業
〔17年3月期業績〕
 売上高 93,882 (△6.0%)
 営業益 1,489 (+5.4%)
 経常益 1,397 (+5.9%)
 当期益 1,255 (+672.9%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 98,000 (+4.4%)
 営業益 1,300 (△12.7%)
 経常益 1,300 (△7.0%)
 当期益 800 (△36.3%)
○紙・パルプ製造…売上高は前年比△2.1%、営業損益は△6億6,600万円。新聞用紙は、撤退メーカーからの振替需要などがあったが、販売量・金額ともに前年割れ。印刷用紙は、新規取引の拡大やスポット受注獲得により販売量が順調に推移、販売価格は下落したものの販売量・金額とも前年を上回った。包装用紙は、輸出に傾注して販売量増加に寄与したが、金額は前年割れ。特殊紙・板紙・加工品等は、加工業者の在庫調整の影響やインバウンド需要の減少で販売量・金額ともに前年並み。パルプ販売は市況悪化や円高により数量・金額ともに大幅減。
○紙加工品製造…売上高は前年比△61.2%、営業利益は同△85.4%。連結子会社だった中越パッケージが持分法適用会社となったことにより減収減益。
○発電…売上高は前年比+62.1%、営業利益は+23.2%。
 2018年3月期については、王子HDとの資本・業務提携、事業基盤の再構築を進める。6月にはCNFの量産化設備を立ち上げる。
●特種東海製紙
〔17年3月期業績〕
 売上高 77,718 (△0.9%)
 営業益 4,708 (+25.5%)
 経常益 5,075 (+29.3%)
 当期益 3,852 (+54.2%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 78,400 (+0.9%)
 営業益 3,300 (△29.9%)
 経常益 3,600 (△29.1%)
 当期益 2,300 (△40.3%)
 当期益の増益要因には、2014年末に島田工場で発生したチップサイロ火災事故の受取保険金(特別利益)も含まれる。なお、4月2日に設立10周年を迎えたのを記念し、17年3月期の1株当たり期末配当を、記念配当20円を加えて45円とする。
○産業素材…売上高は前年比△2.2%、営業利益は同+29.6%。段ボール原紙は天候不順などにより特定需要商品が低調で、販売量は前年割れ。クラフト紙は季節需要商品などの販売量が増加した。
○特殊素材…売上高は前年比△3.9%、営業利益は同+5.6%。減少が続く商業美術印刷分野は、新製品投入により販売量維持に努め、また電子広告媒体の広がりの恩恵を受ける一部製品群もあったが、総じて厳しく販売量・金額ともに前年を下回った。
○生活商品…売上高は前年比+0.2%、営業利益は同+65.7%。ペーパータオルは販売量・価格ともに前年並み。トイレットペーパーは、販売量は減少したものの価格の維持に努めた。
 2018年3月期は、新たな目標として「技術と信頼で顧客と共に未来をひらくオンリーワンビジネス企業」を掲げ、第四次中期経営計画「NEXT10~次なる成長 次なる挑戦~」をスタートさせた。
●巴川製紙所
〔17年3月期業績〕
 売上高 32,379 (△3.4%)
 営業益 863 (+197.5%)
 経常益 465 〈△18〉
 当期益 252 〈△929〉
〔18年3月期予想〕
 売上高 33,000 (+1.9%)
 営業益 500 (△42.1%)
 経常益 500 (+7.4%)
 当期益 100 (△60.5%)
 洋紙関連や磁気製品関連など既存製品の市場縮小が続く一方、ディスプレイ関連の粘着新製品などが好調で、トナー関連も増加。2Qまでは前期4Qの出荷増の反動から低調だったが、3Q以降は増収に転じた。利益面は、生産性向上の効果や、エネルギー・調達コストの低減効果が発現してきたことに加え、為替レートが3Q以降は円安に転じたことによる増益要因が加わり、営業益は大幅増益。経常益と当期益も黒字回復。セグメント別の業績(前年比)は、プラスチック材料加工が売上高△3.7%、セグメント利益+75.2%、製紙・塗工紙関連は売上高が△3.7%で、セグメント損失は前年より1億7,700万円改善して7,000万円となった。
 2018年3月期は、ディスプレイ関連粘着製品、半導体電子部品用テープ製品の堅調に加えてトナー関連の拡販も進め、増収を見込む。一方、設備投資に伴う一時的な経費増などから営業益は減益予想、経常益は為替差損の計上を見込んでいないため増益予想、設備投資に伴う解体工事費用発生などにより当期益は減益予想。
【紙加工】
●レンゴー
〔17年3月期業績〕
 売上高 545,489 (+2.4%)
 営業益 23,642 (+50.3%)
 経常益 25,214 (+51.6%)
 当期益 13,876 (+41.4%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 600,000 (+10.0%)
 営業益 24,000 (+1.5%)
 経常益 25,500 (+1.1%)
 当期益 15,500 (+11.7%)
○板紙・紙加工関連…売上高は前年比+4.0%、営業利益は同+58.3%。原料価格の上昇や製品価格の低下はあったものの、販売量の増加やエネルギー価格の低下などにより、増収増益となった。
○軟包装関連…売上高は前年比+2.9%、営業利益は同+14.9%。コンビニ向けの需要増やコスト改善により増収増益。
○重包装関連…売上高は前年比△2.5%、営業利益は同+51.3%。除染用コンテナバッグの需要減はあったものの、原料価格の低下やコスト改善効果により、減収増益。
○海外関連…売上高は前年比+1.8%、営業利益は同+134.4%。軟包装事業の堅調などにより増収増益となった。
 2018年3月期は、総合的な提案力を高めて数量拡大を図るとともに、コア事業の強化・拡充、革新的な包装形態や包装システムの開発、生産性の向上に取り組む。また、子会社化したトライウォールの業績が今期から寄与する予定。
●リンテック
〔17年3月期〕
 売上高 205,975 (△2.2%)
 営業益 16,595 (△6.2%)
 経常益 15,684 (△11.0%)
 当期益 11,450 (+5.1%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 250,000 (+21.4%)
 営業益 20,000 (+20.5%)
 経常益 19,500 (+24.3%)
 当期益 13,500 (+17.9%)
 売上高は、単体ではアドバンストマテリアルズ事業部門、オプティカル材事業部門が堅調に推移したが、連結ベースでは円高による円貨換算差△約68億円が影響し減収となった。
○印刷材・産業工材関連…売上高は前年比△2.3%、営業利益は同△39.9%。「印刷・情報材事業部門」のうち、国内のシール・ラベル用粘着製品は医薬・物流関連が堅調。海外は中国・アセアン地域の景気減速の影響を受けた。「産業工材事業部門」は通販向け装置が好調。
○電子・光学関連…売上高は前年比△2.6%、営業利益は同△13.3%。「アドバンストマテリアルズ事業部門」は半導体関連粘着テープ、半導体関連装置がスマホ需要の回復で前年並み。「オプティカル材事業部門」は液晶ディスプレイ関連粘着製品が需要低迷で前年割れに。
○洋紙・加工材関連…売上高は前年比△0.9%、営業利益は同+34.0%。「洋紙事業部門」は主力のカラー封筒用紙のほか、建材用紙、耐油紙が減少し、前年割れ。「加工材事業部門」は増収。
 2018年3月期は、単体の販売量増加に加え、16年度中に買収した海外連結子会社の業績がフルに寄与することもあり、大幅な増収増益を見込んでいる。
 なお、リンテックは今期から新中期経営計画「LIP-2019」(2018年3月期~20年3月期)に入る。基本方針は「イノベーションをさらに深化させ、新たな成長にチャレンジ」。①地域戦略の強化 ②新たな価値の創造 ③企業体質の強靭化 ④持続可能な社会の実現に向けた取組み――の4項目を重点テーマに事業拡大を目指す。最終年度の目標は売上高2,700億円、営業利益250億円、当期純利益175億円、売上高営業利益率9%以上、ROE(自己資本利益率)9%以上。
 
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/5号」より
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