独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館(奈良県奈良市)と凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、仏教において命あるものが輪廻するとされる6つの世界の様相を描いた聖衆来迎寺(しょうじゅらいこうじ)(滋賀県大津市)所蔵の国宝「六道絵(ろくどうえ)」全15幅を再現したデジタル掛軸コンテンツ「国宝六道絵」を製作。9月3日まで、奈良国立博物館で開催される1,000年忌特別展「源信地獄・極楽への扉」の会場で公開している。これは、凸版印刷のVR技術を用いて再現された国宝「六道絵」を、自由に鑑賞できるデジタル掛軸コンテンツ。同展では、会場内のモニターに表示されたコンテンツを、連動したタブレット端末で操作することで、見たい掛軸を自由に選択して鑑賞できる。4K解像度80インチモニターを用いることで、原寸大表示されたコンテンツを目の前で鑑賞でき、また表示されたコンテンツを2・5倍まで拡大できるため、実物の展示では見ることのできない、緻密に描かれた絵柄の細部まで鑑賞できる。
80インチモニターに表示し、タブレット端末で操作
PJ web newsより