日本製紙連合会は8月3～5日の3日間、二子玉川ライズガレリア（東京都世田谷区）で、夏休みの子ども向けイベント「さわれる！まなべる！ペーパーEXPO2017」を開催する。

　このイベントは子どもたちに、紙を活用したものづくりを通じて、五感に訴える学びの場を提供する体験型イベント。IT技術が進歩し、情報媒体としての紙の存在が希薄化する中、紙への親しみを育み、身近なものから“リサイクル”を考えてもらうのも狙いの一つ。循環型産業である製紙産業の環境優位性と、生活になくてはならない紙への理解促進を図る。

　会場では、エキスポという大きな枠組みのもと、子どもはもちろん家族で楽しめる体験コンテンツを企画。紙の博物館、全日本紙製品工業組合、全国製紙原料商工組合連合会の協力を得て、紙と触れ合うさまざまなコーナーを展開する。

　開催概要は次記の通り。

〔日時〕8月3日（木）～5日（土）10:00～17:00

〔会場〕二子玉川ライズガレリア（東京都世田谷区玉川2－21－1）

〔参加方法〕自由参加（無料）

〔体験コンテンツ（予定）〕

①紙すき体験コーナー…牛乳パックを再利用した紙すき体験。不要になった牛乳パックをパルプ液に戻してから、手すきのハガキを作成。バリエーション豊富な透かし模様のすき枠やクラフトパンチ、シールなどの飾り付けで世界に1つだけのオリジナルハガキを作る（協力：紙の博物館）。

②ペーパー君の紙芝居コーナー…製紙連のキャラクター、ペーパー君を主人公にした、タテ65㎝×ヨコ90㎝の巨大オリジナル紙芝居。選択方式の5問のクイズを交え、ナレーターは観客とコミュニケーションを取りながら進行する。「森の循環」「リサイクル」など、製紙産業が循環型産業であることを学べる内容となっている。

③紙工作コーナー…不要となった紙製品を再利用したワークショップ。トイレットペーパーの芯、ティシュや段ボールの空き箱を再利用して作るアイディア工作コーナー（協力：全国製紙原料商工組合連合会、制作指導：MAKE道場・田中さとし、制作協力：㈱美販）。

④封筒づくりコーナー…あらかじめ用意された材料で、自分だけのオリジナル封筒を作る（協力：全日本紙製品工業組合）。

⑤巨大塗り絵コーナー…特別に用意した大きな壁に、好きな色で塗り絵をしながら紙の歴史や紙について学ぶ。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future８/７号」より