=小津産業=
17年5月期は増収増益
小津産業は2017年5月期決算(16年6月~17年5月)を次の通り発表した(連結。単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
〔17年5月期業績〕
売上高 40,235 (+3.8%)
営業益 668 (+14.0%)
経常益 678 (+14.7%)
当期益 479 (+29.6%)
〔18年5月期業績予想〕
売上高 40,400 (+0.4%)
営業益 670 (+0.2%)
経常益 700 (+3.2%)
当期益 480 (+0.1%)
○不織布事業…エレクトロニクス分野は増収増益。メディカル分野は減収ながら利益はほぼ横ばい。コスメティック分野は増収増益。グループ各社の状況は、小津(上海)貿易有限公司は増収減益、ディプロは減収増益、日本プラントシーダーは減収減益。これらの結果、事業全体の売上高は前年度比+3.4%の138億1,700万円、セグメント利益は同+16.5%の5億6,400万円となった。
○家庭紙・日用雑貨事業…前年度にインバウンド需要で好調だったベビーサニタリー商品が減少したものの、熊本地震を契機とした消費者の備蓄意識の高まりにより、トイレットペーパー、ティシュなどの衛生用紙全般が堅調に推移し増収。利益面は収益構造の見直しにより増益。事業全体の売上高は前年度比+4.0%の263億6,500万円、セグメント利益は同+30.5%の9,700万円。
=岡山製紙=
売上は微減にとどまるも
利益は大幅減益
岡山製紙は2017年5月期決算(16年6月~17年5月)を次の通り発表した(非連結。単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
〔17年5月期業績〕
売上高 8,356 (△0.9%)
営業益 51 (△80.7%)
経常益 94 (△69.6%)
当期益 64 (△64.3%)
〔18年5月期業績予想〕
売上高 9,200 (+10.1%)
営業益 65 (+25.9%)
経常益 100 (+5.9%)
当期益 65 (+1.4%)
板紙事業は、中芯原紙、紙管原紙ともに販売量は前年をわずかに上回ったが、製品価格が下落。その結果、売上高は71億6,200万円、前年度比△2.1%の減収となった。美粧段ボール事業は、通信機器関連品に特需があり、売上高は11億9,300万円、同+6.4%の増収となった。利益面では、原料古紙の価格が年度後半に著しく上昇し、原料費が前年同期比+7.9%となったため大幅減益となった。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/21号」より