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紙の業界ニュース

2017/09/13

決  算

=紙パの第1四半期業績②=
 前号に続き、紙パ関連各社の第1四半期(2017年4~6月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙・加工】
●巴川製紙所
〔第1四半期〕
 売上高 9,203 (+24.4%)
 営業益 339 〈△89〉
 経常益 349 〈△175〉
 当期益 191 〈△285〉
〔18年3月期予想〕
 売上高 35,000 (+8.1%)
 営業益  800 (△7.4%)
 経常益  800 (+71.9%)
 当期益  400 (+58.2%)
 半導体市場向け電子部品関連製
品や、ディスプレイ市場向け光学フィルムが順調に推移した。また、トナー事業が販売量の増加に加え、新製品の貢献、機器メーカーの再編をにらんでの一時的な引き合い増加などがあった。一方、市場が縮小する機能紙事業でも、営業努力と新製品により前年並みの売上高を確保した。さらに、中国事業の決算月を当期より3月末決算に統一する影響で、売上高が前年同期比+24.4%となった。利益面では、売上増加に加え、コストダウン施策、生産性向上にも努めた結果、増益となった。 また、前年同期は為替が円高に振れ為替差損を計上したが、当1Qは安定的に推移したこともあり、経常益と当期益が大幅に改善した。セグメント別の業績(前年同期比)は、プラスチック材料加工が売上高+38.0%、製紙・塗工紙関連が売上高+2.4%で、いずれもセグメント損益は前年の赤字から黒字転換した。
 通期予想は、1Qが当初計画を上回る業績となったことを受けて、上方修正した。修正額は、売上高が+200、営業益、経常益、当期益が+300(単位100万円)。
●レンゴー
〔第1四半期〕
 売上高 146,148 (+8.2%)
 営業益 4,739 (△32.5%)
 経常益 5,487 (△25.0%)
 当期益 3,432 (△23.8%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 600,000 (+10.0%)
 営業益 24,000 (+1.5%)
 経常益 25,500 (+1.1%)
 当期益 15,500 (+11.7%)
 主力の段ボール製品の販売量が増加したことに加え、昨秋トライウォール・ホールディングス社を子会社化して海外関連事業が業容拡大したため、増収となった。利益面では、販売量は増加したものの、板紙・紙加工関連事業で原料価格が高騰したこともあり、減益となった。
○板紙・紙加工関連…売上高は前年同期比+2.9%、営業利益は同△50.4%。段ボール製品の販売増はあったものの、原料価格高騰により増収減益。
○軟包装関連…売上高は前年同期比+0.4%の増収となったものの、固定費の増加などにより営業利益は同△18.5%。
○重包装関連…売上高は前年同期比△4.5%、営業利益は同△22.2%。除染用コンテナバッグの需要減などにより減収減益。
○海外関連…売上高は前年同期比+128.0%、営業利益は同+520.3%。新たに子会社化したトライウォールの業績が寄与して増収増益。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔第1四半期〕
 売上高 122,308 (+2.5%)
 営業益  2,308 (+45.8%)
 経常益  2,521 (+31.7%)
 当期益  2,591 (+136.8%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 530,000 (+8.0%)
 営業益  9,500 (+17.1%)
 経常益  9,000 (+12.2%)
 当期益  5,200 (+0.2%)
○国内卸売…売上高は、紙・板紙は微減だったものの家庭紙は堅調に推移し、前年同期比+0.2%。経常利益は持分法投資利益の減少などにより同△4.1%。
○海外卸売…売上高は、米国での一般紙市況の低迷などにより前年同期比△3.9%となったが、経常利益はのれん償却費の減少などにより同+25.7%。
○製紙および加工等…売上高は、段ボール加工事業および再生家庭紙事業の販売増加などにより前年同期比+7.0%。経常利益は再生家庭紙事業の採算改善などにより同+6.7%。
○資源および環境…福田三商を連結子会社化したこと、また昨夏から営業運転を開始した岩手県のバイオマス発電事業の業績が期初から反映していることにより、売上高は前年同期比+61.1%、経常利益は同約60倍。
○不動産賃貸…売上高は前年同期比+0.6%、経常利益は+16.8%。
●平和紙業
〔第1四半期〕
 売上高 4,455 (△2.8%)
 営業益 △17 〈15〉
 経常益   17 (△55.6%)
 当期益    6 (△60.8%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 20,078 (+2.6%)
 営業益  228 (+14.5%)
 経常益  295 (+10.9%)
 当期益  189 (+9.7%)
 特殊紙関連分野の需要が伸び悩
んだことや、紙媒体をめぐる需要構造の変化によるマイナス影響などにより、主力の特殊紙3品目を含むすべての品目で前年実績を下回った。
○ファンシーペーパー…書籍向けが若干回復、また東アジア向けの輸出も好調に推移した。しかしカタログ、販促物などの小口商業印刷用途が減少し、売上高は前年同期比△0.9%。
○ファインボード…前年に好調だった化粧品健康食品のパッケージ需要に一服感があり、ファイルなど紙製品用途、カレンダーなどの販促物も低調に推移したため、売上高は前年同期比△7.8%。
○高級印刷紙…書籍用途やパッケージ向けなどが堅調に推移したが、高級パンフレットなど各種販促物向けが伸び悩み、売上高は前年同期比△2.4%。
○ベーシックペーパー…商業印刷物、書籍、医薬品関連などが堅調に推移したが、封筒などの紙製品や海外向け販売量が減少し、売上高は前年同期比△1.4%。
○技術紙…各種工業品製造用工程紙の販売量は増加したが、耐水撥水性機能紙、合成紙、各種製造用原紙などの需要変動が大きく、売上高は前年比△3.0%。
○その他…売上高は前年同期比△8.1%。
●共同紙販ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 3,803 (△4.7%)
 営業益   3 (△8.1%)
 経常益  19 (△2.8%)
 当期益  18 (+35.5%)
〔18年3月期予想〕
 売上高 16,700 (+4.9%)
 営業益   85 (+10.6%)
 経常益  100 (+1.2%)
 当期益   90 (+4.6%)
 構造的な市況軟化による厳しい経営環境が続く中で、卸商分野の小口需要を大切に積極的な販売活動を展開したが、販売量は前年同期を下回り減収となった。利益面は、諸経費削減効果や子会社の収益改善があったものの、営業益、経常益ともに減益。当期益は、投資有価証券売却益の計上により増益。
●セ キ
〔第1四半期〕
 売上高 2,661 (△0.8%)
 営業益  30 〈△45〉
 経常益 107 〈△4〉
 当期益  61 〈△12〉
〔18年3月期予想〕
 売上高 11,900 (+3.4%)
 営業益  156 (△50.1%)
 経常益  281 (△40.4%)
 当期益  170 (△22.9%)
 首都圏・関西圏で印刷関連の営業強化を継続しつつ、四国圏内でも既存取引先への印刷需要掘り起こしを図ったが、地方の印刷需要減退に歯止めがかからず減収となった。利益面では、情報セキュリティ強化に関する費用が今期はなかったことなどにより、黒字転換した。
○印刷関連…地方の需要減退で売上高は前年同期比△1.4%、営業利益は情報セキュリティ強化に関する費用がなかったことなどにより、前年同期の赤字から黒字転換した。
○洋紙・板紙販売関連…市況悪化や競争激化により、売上高は同△18.5%の減収となったが、営業利益は黒字に転換した。
○出版・広告代理関連…売上高は同△1.5%、営業損益は前年同期に続き△2,300万円の損失計上。
○カタログ販売関連…オフィス関連用品通信販売業者への積極アプローチや新規顧客開拓に努めた結果、売上高は前年比+11.0%、営業利益は同+44.9%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/11号」より
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