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紙の業界ニュース

2017/12/15

決 算

=紙パの第2四半期業績④=
 前号に続き、紙パ関連各社の第2四半期(2017年4~9月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙流通】
●日本紙パルプ商事
〔第2四半期〕
 売上高 245,204 (+5.0%)
 営業益   4,145 (+18.6%)
 経常益   4,173 (+12.6%)
 当期益   3,300 (+53.8%)
〔通期予想〕
 売上高 530,000 (+8.0%)
 営業益   9,500 (+17.1%)
 経常益   9,000 (+12.2%)
 当期益   5,200 (+0.2%)
○国内卸売…紙・板紙の出荷量は前年並みに推移し、売上高は前年同期比+0.3%。経常利益は機能材の販売が好調だったことなどから、同+3.5%。
○海外卸売…売上高は、日本からの輸出増加や円安による為替換算の影響により、前年同期比+2.4%。経常利益は、中国事業の採算改善はあったものの、2Qに連結子会社化したBall & Doggett Group Pty Ltdの株式取得関連費用を計上したことなどから、同△39.0%。
○製紙および加工…売上高は、段ボール加工事業、再生家庭紙事業の販売量増加などにより、前年同期比+8.1%。経常利益は板紙製造事業における原料古紙価格の上昇などが影響して同△35.3%。
○資源および環境…古紙価格の上昇などにより、1Qに連結子会社化した福田三商をはじめとする古紙事業が好調に推移したほか、昨夏から営業運転を開始した岩手県のバイオマス発電事業の業績が期初から反映されたことにより、売上高は前年同期比+71.6%、経常利益は同約7.5倍。
○不動産賃貸…売上高は前年同期比△0.6%、経常利益は+16.2%。
●平和紙業
〔第2四半期〕
 売上高 9,200 (△2.9%)
 営業益 50 (△44.3%)
 経常益    98 (△23.7%)
 当期益    61 (△22.4%)
〔通期予想〕
 売上高 20,078 (+2.6%)
 営業益   228 (+14.5%)
 経常益   295 (+10.9%)
 当期益   189 (+9.7%)
 特殊紙関連分野の需要が伸び悩んだことや、紙媒体をめぐる需要構造の変化により、主力のファンシーペーパー、ファインボード、高級印刷紙を含むすべての品目で前年同期の実績を下回った。
○ファンシーペーパー…書籍向けが若干回復、また東アジア向けの輸出も好調に推移したが、封筒などの紙製品や販促物などの小口商業印刷用途が低調で、売上高は前年同期比△2.0%。
○ファインボード…パッケージ需要の伸びに一服感があり、各種販促物や音楽関連商品の動きも低調に推移したため、売上高は前年同期比△8.1%。
○高級印刷紙…書籍用途や封筒、名刺などの紙製品が堅調に推移したが、高級パンフレット、カレンダーや冊子など商業印刷物の販売量が伸び悩み、売上高は前年同期比△1.1%。
○ベーシックペーパー…書籍向けや医療品・化粧品パッケージ用途などが堅調に推移したが、商業印刷物用途や海外向け販売量が減少し、売上高は前年同期比△2.1%。
○技術紙…各種工業品製造用工程紙や合成紙の販売量は増加したが、耐水撥水性機能紙、各種製造用原紙などの需要変動が大きく、売上高は前年同期比△2.0%。
○その他…売上高は前年同期比△15.2%。
●共同紙販ホールディングス
〔第2四半期〕
 売上高 7,627 (△1.9%)
 営業益   20 (+132.8%)
 経常益   37 (+41.3%)
 当期益   31 (+108.8%)
〔通期予想〕
 売上高 16,700 (+4.9%)
 営業益    85 (+10.6%)
 経常益   100 (+1.2%)
 当期益    90 (+4.6%)
 構造的な国内紙需要の低迷による市況軟化という厳しい経営環境が続く中で、卸商分野の小口需要を大切に、適正価格販売を主眼として積極的な販売活動を展開した結果、販売量は前年同期を上回ったが、売上高は減少した。利益面は、売上総利益および物流子会社の収益改善により、営業益、経常益、当期益ともに前年同期を上回った。
【製紙・加工】
●朝日印刷
〔第2四半期〕
 売上高 19,151 (+4.3%)
 営業益 1,305 (+7.5%)
 経常益 1,475 (+6.0%)
 当期益 987 (+10.2%)
〔通期予想〕
 売上高 38,000 (+1.1%)
 営業益 2,540 (+2.2%)
 経常益 2,820 (+0.7%)
 当期益 1,920 (+4.0%)
 グループ内連携によりユーザー対応力を強化し、信頼関係の構築とグループ全体の企業価値向上に努めた結果、増収となった。利益面も、受注量拡大に伴う変動費の増加や労務費の増加はあったが、売上高の増加により全段階で増益となった。
○印刷包材事業…医薬品市場では、OTC向け・医療用向けともに前年同期を上回り、また化粧品向けも受注が増加、売上高は前年同期比+3.0%
○包装システム販売事業…顧客ニーズに合った提案による、受注案件の増加により、売上高は前年同期比+17.1%。
○その他(人材派遣事業)…売上高は前年同期比+17.0%。
●阿波製紙
〔第2四半期〕
 売上高 8,299 (△2.2%)
 営業益 258 (△26.7%)
 経常益 192 (+94.3%)
 当期益 99 〈△13)
〔通期予想〕
 売上高 17,200 (+5.5%)
 営業益 610 (+17.4%)
 経常益 570 (+43.4%)
 当期益 380 (△21.4%)
 自動車関連資材は、世界の自動車生産台数が米国では減少したものの日本・中国・アジア・欧州などで増加したため、需要は底堅く堅調に推移し、売上高は前年同月比+5.5%となった。一方、水処理関連資材の売上高は同△3.1%。世界の水ビジネス市場は人口増加、都市化、工業化が進んでいる新興国を中心に拡大しており、水処理市場も、産業向けの持ち直しや更新需要の対応などから堅調だが、韓国や中国で新興企業が伸長してきていることから、売上げが減少した。一般産業用資材の売上高は同△37.2%。
●中央紙器工業
〔第2四半期〕
 売上高 5,907 (+6.9%)
 営業益 475 (+5.3%)
 経常益 500 (+4.5%)
 当期益 329 (+5.5%)
〔通期予想〕
 売上高 12,250 (+4.8%)
 営業益 950 (+1.5%)
 経常益 1,000 (+8.0%)
 当期益 620 (+10.6%)
 国内では主要取引先の自動車・電気機械関連を中心に売上が増加、また中国でも原紙価格急騰への対策効果が現れ、増収増益となった。
 セグメント別の業績は、日本は売上高が前年同期比+2.7%、セグメント利益が同+0.0%、中国は売上高が同+35.0%、セグメント損益は△3,200万円となった(前年同期は△4,100万円)。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/11号」より
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