去る10月9日に逝去した元本州製紙(現 王子ホールディングス)会長・社長、米澤義信氏の「お別れの会」が11月24日、東京・港区のザ・プリンス パークタワー東京でしめやかに執り行われた。会の主催は王子ホールディングス・矢嶋進代取社長、喪主は節子夫人。
会場となったコンベンションホール入口には大きな献花台が設けられ、参列者はそれぞれの想いを胸に献花した後、別室へ移動。93年にわたる故人の人生を彩った数多くの記念写真を前に、参列者同士の想い出話に懐かしい一時を過ごした。参会者は約700名。
米澤氏は1924年(大正13)8月6日生まれ。1947年(昭和22)9月に京都大学工学部繊維化学課を卒業、翌10月に旧王子製紙入社。1949年8月、過度経済力集中排除法に基づく旧王子製紙の3社分割に伴い、本州製紙に入社。74年11月取締役、80年6月常務取締役、82年6月専務取締役、85年6月代表取締役副社長、88年6月代表取締役社長、94年(平成6)6月代表取締役会長。96年10月、新王子製紙との合併に伴い王子製紙取締役相談役。97年6月相談役、2002年8月名誉顧問を経て05年8月より社友。
この間、団体職としては88年7月~94年7月に日本製紙連合会副会長ならびに日本経営者団体連盟理事、91年4月~94年8月に経済団体連合会常任理事を務めた。98年11月に勲二等瑞宝章受章。
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/25号」より