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紙の業界ニュース

2018/02/28

決 算

=紙パの第3四半期業績②=
 前号に続き、紙パ関連各社の第3四半期(2017年4~12月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙会社】
●王子ホールディングス
〔第3四半期〕
 売上高 1,103,464 (+5.0%)
 営業益 48,702 (△9.3%)
 経常益 46,481 (+28.3%)
 当期益   29,741 (+18.0%)
〔通期予想〕
 売上高 1,500,000 (+4.2%)
 営業益   75,000 (+6.8%)
 経常益   64,000 (+20.9%)
 当期益   37,000 (△8.1%)
 売上高は増加したものの、営業益は原燃料価格の高騰により減益。経常益は為替差損の減少により増益、当期益も増益となった。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+6.3%、営業利益は原燃料価格の高騰により同△79.2%。段原紙、段ボール、白板紙の販売量は増加。包装用紙は国内販売が増加したものの輸出は減少。紙おむつの国内販売は、ベビー用がほぼ前年並みで大人用は増加。家庭紙の販売量は増加。海外事業は、段原紙、段ボールともに堅調で、紙おむつの販売量は大幅増。
○機能材…売上高は前年同期比+4.1%、営業利益はコスト削減効果などにより同+12.2%。特殊紙販売は国内、輸出ともに増加、感熱紙の国内販売も堅調。海外事業は、新たにグループ入りしたマレーシアの会社が業績拡大に寄与したほか、感熱紙販売が南米で堅調。
○資源環境ビジネス…売上高は前年同期比+14.1%、営業利益はパルプ市況の上昇などにより同+96.2%。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比△1.9%、営業損失は原燃料高により△34億円。新聞用紙の販売量は減少、印刷・情報用紙の販売量は前年並みだったが市況軟化で減収。海外事業は販売量が増加。
●日本製紙
〔第3四半期〕
 売上高 782,602 (+7.7%)
 営業益   11,598 (△30.3%)
 経常益   13,440 (△37.6%)
 当期益   7,686 〈△6,287〉
〔通期予想〕
 売上高 1,050,000 (+5.8%)
 営業益   15,000 (△36.9%)
 経常益   18,000 (△33.3%)
 当期益   8,000 (△4.8%)
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比+7.7%の増収となったが、営業利益は古紙をはじめ原燃料高などの影響を受け、同△90.3%。洋紙の国内販売は総じて低調で販売量は前年割れとなったが、輸出は洋紙・板紙ともに好調で販売量は増加。家庭紙関連の販売量は増加。また、一昨年9月に営業を開始した日本ダイナウェーブパッケージング社や、一昨年10月に営業を開始した日本東海インダストリアルペーパーサプライを連結範囲に含めたことから、これらの売上げが増収に寄与した。
○紙関連事業…売上高は前年同期比+8.0%、営業利益は同+51.3%。液体用紙容器は口栓付き紙容器の上市や新規顧客の開拓もあり、果汁飲料、野菜飲料向けを中心に販売量が増加。溶解パルプ、化成品の販売量も前年同期を上回り、機能性フィルムは新規開発品の上市が増収に寄与した。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高は前年同期比+6.4%、営業利益は同△6.0%。
●大王製紙
〔第3四半期〕
 売上高 392,713 (+11.7%)
 営業益    6,308 (△62.9%)
 経常益    8,729 (△37.2%)
 当期益    4,824 (△31.3%)
〔通期予想〕
 売上高 540,000 (+13.2%)
 営業益 11,000 (△53.3%)
 経常益 12,000 (△43.8%)
 当期益 6,000 (△50.6%)
○紙・板紙…売上高は前年同期比+6.4%、セグメント損益は△10億3,700万円。新聞用紙は販売量・金額ともに前年割れ。新聞用紙を除く洋紙は、国内販売量は前年同期並みで、販売金額は連結子会社増加により前年同期を上回った。板紙・段ボールは販売量・金額ともに増加。セグメント損益は、古紙や原燃料価格の上昇と、印刷用紙の値上げ決着が遅れたことにより、赤字化した。
○ホーム&パーソナルケア…売上高は前年同期比+18.8%、セグメント利益は同△10.6%。国内事業は全カテゴリーで販売量・金額ともに増加。うち家庭紙は、日清紡HDからの事業譲受により販売が拡大、またティシュ、トイレットペーパー、キッチンタオルで付加価値品への販売シフトが進んだことが業績アップに寄与した。大人用紙おむつはパッドを中心に伸長し、ベビー用紙おむつも伸長。海外事業も販売量・金額ともに前年同期を上回った。以上のように販売面は国内・海外ともに順調だったが、セグメント利益は1Qに中国で販売促進費が嵩んだため前年割れ。
●三菱製紙
〔第3四半期〕
 売上高 150,559 (△0.2%)
 営業益 863 (△73.0%)
 経常益 811 (△63.9%)
 当期益 △287 〈988〉
〔通期予想〕
 売上高 201,000 (△0.5%)
 営業益   1,500 (△65.2%)
 経常益   1,000 (△63.0%)
 当期益   1,500 (+30.1%)
 売上高は、洋紙価格修正の浸透が限定的だったことなどにより減収。損益面は、売上げの減少に加えて原燃料価格の上昇もあり減益。
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比+0.9%、営業損失は△5億4,200万円。国内販売は、情報用紙が堅調だったが印刷用紙は減少、輸出は印刷用紙が伸長。その結果、販売量は増加したが、販売金額は価格修正の浸透が限定的だったため減少。欧州子会社は、主力の感熱紙を中心に需要が堅調だったことから、販売量・金額ともに増加。
○イメージング事業…売上高は前年同期比△3.1%、営業利益は同△52.4%。国内は写真感光材料や印刷製版材料の需要減退により、販売金額は減少。海外の販売金額は前年同期並み。
○機能材事業…売上高は前年同期比△0.2%、営業利益は同+6.8%。機能材料の販売金額は増加したものの、化学紙は減少した。
○その他…工務関連子会社の増収により、売上高は前年同期比+5.4%、営業利益は同+26.6%。
●中越パルプ工業
〔第3四半期〕
 売上高 69,913 (+1.2%)
 営業益 △1,068 〈725〉
 経常益 △1,124 〈603〉
 当期益 △747 〈1,003〉
〔通期予想〕
 売上高 95,500 (+1.7%)
 営業益 0 〈1,489〉
 経常益 0 〈1,397〉
 当期益   0 〈1,255〉
 二塚製造部で送受電設備が故障し(2月復旧予定)、電力販売が減少したことや、新聞古紙および原油価格急騰による原料コスト上昇などの影響から、前年同期と比べて損益は大幅に悪化した。
○紙・パルプ製造事業…売上高は前年同期比+1.5%、営業損失は△24億9,000万円。新聞用紙は販売量・金額ともに前年割れ。印刷用紙も、価格復元効果が限定的であったこと、また紙媒体から電子媒体へのシフトによる需要減に歯止めがかからず、販売量・金額ともに前年割れ。包装用紙は、海外製袋事業の伸びが寄与し、販売量・金額ともに前年同期比プラス。特殊紙・板紙・加工品等の販売は、O&Cアイボリーボード㈱の生産が主に輸出販売に寄与して数量は前年同期を上回ったが、金額は国内需要の落込みをカバーするまでには至らず減少した。
○発電事業…売上高は前年同期比△7.0%、営業利益は同△9.0%。二塚製造部の送受電設備故障により減収・減益。
○その他事業…売上高は前年同期比+0.9%、営業利益は同+16.2%。
【紙加工】
●レンゴー
〔第3四半期〕
 売上高 455,232 (+10.8%)
 営業益 13,820 (△35.9%)
 経常益 15,601 (△31.1%)
 当期益 9,339 (△3.6%)
〔通期予想〕
 売上高 608,000 (+11.5%)
 営業益 17,000 (△28.1%)
 経常益 18,500 (△26.6%)
 当期益 10,500 (△24.3%)
 3Qは主力の段ボール製品の販売量が前年同期を上回ったことに加え、トライウォール・ホールディングス社を子会社化して海外関連事業が業容拡大したため増収となった。利益面では、販売量の増加やトライウォール・ホールディングス社の業績寄与はあるものの、原料古紙価格が高騰したこともあり減益となった。
○板紙・紙加工関連事業…販売量は増加したが、主原料である古紙の価格高騰により、売上高は前年同期比+3.7%、営業利益は同△56.5%。
○軟包装関連事業…売上高はコンビニ向けの需要が増加し前年同期比+2.6%となったものの、材料費や固定費の増加などにより営業利益は同△23.1%。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比△1.7%、営業利益は同△31.4%。除染用コンテナバッグの需要減により減収減益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比+173.6%、営業利益は同+269.6%。トライウォールの業績寄与に加えて段ボール事業が好調で増収増益。
○その他事業…売上高は前年同期比+11.2%、営業利益は同+7.8%。
●スーパーバッグ
〔第3四半期〕
 売上高 25,696 (△1.0%)
 営業益 412 (△50.2%)
 経常益 438 (△37.8%)
 当期益 276 (△42.4%)
〔通期予想〕
 売上高 34,100 (+1.8%)
 営業益 600 (△34.6%)
 経常益 600 (△25.0%)
 当期益 400 (△26.3%)
○紙製品事業…角底袋や紙器は販売金額が減少したものの、主力の手提袋の販売金額が増加し、売上高は前年同期比+0.3%。セグメント利益は、生産利益が増加したものの、仕入品の価格上昇や販売管理費の増加などにより、同△14.0%。
○化成品事業…主力のレジ袋の販売量減少などにより売上高は前年同期比△3.4%、セグメント利益は原材料価格および仕入価格の上昇に加えて販売管理費も増加し、同△41.9%。
○その他事業…スーパーバッグ・ベンダー・システムの清掃用品や販売用品が増加し前年同期比+1.2%、セグメント利益は販売管理費の増加で同△37.3%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/26号」より
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