LCAと略して呼ばれることも多い。ある製品について、原料採取→製造・加工→使用→廃棄・リサイクルといった一連のライフサイクルのうえで発生する環境負荷を総合的に評価する手法。従来の局面ごとの評価では、例えば製造時の環境負荷が低くても、廃棄・リサイクルしにくいものであれば、トータルにみた時「環境にやさしい」製品とはいえない。これに対しLCAの評価は、①ライフサイクル・インベントリ分析(ISO14001)、②ライフサイクル・インパクト分析(ISO14041)、③ライフサイクル解釈(ISO14043)の3段階で構成されるもので、それぞれISOガイドラインとそれに対応するJISが発行されている。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社