易開封性、イージーピールオープン性ともいう。容器包装などを開封する際に手で簡単に開けられるような性能のこと。特に食品向け容器包装において設計上の大きな要素となる。イージーピール性を付与するため、一般にはイージーピール用樹脂がシール面にラミネート、コーティングされる。また異種のプラスチック同士が熱シールできない性質を利用し、これらをある比率でブレンドしたフィルムを用いることでシールされる部分とシールされない状態をつくり容易に開けられるようにするタイプや、複数層のフィルムを用いて、被着体にシールしたフィルムとその上層のフィルムが剥離する方式も用いられる。このほか、紙のみでイージーピール性を持たせた滅菌紙なども開発されている。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社