サトウキビやトウモロコシなどのでんぷん系バイオマスや木材や古紙などのセルロース系バイオマスといった植物由来の多糖からつくられるアルコールの一種。天然ガスや石油などの化石燃料からつくられた合成エタノールと区別するためこのように呼び、地球温暖化対策に有効なガソリンなどの代替燃料として注目されている。紙パは木材利用分野で多くの技術が蓄積されており、廃材や間伐材などで原料に使えない木材の液体燃料化に取り組む産業としてもっともふさわしいといえる。
出典:「知っておきたい紙パの実際2009」株式会社紙業タイムス社