欧州雑誌「巻取時代レポート」によると、2012年欧州製紙価格は下落し需要量も減少する。2011年1-10月の中質コート及び上質コート紙の操業率は90-91%、需要量が約5%減少し、操業率は高くないがコート紙価格は8-10%上昇した。目下、季節要因で需要が減退し、価格も下落しており、2012年の欧州コート紙需要量の低下は免れない状態。製品価格が下落しているさ中、コート紙メーカーは更に値下げするか、生産削減し需給バランスを保つかの選択を迫られている状態。上質紙メーカーは生産削減し、需給バランスを調整して価格の安定を図った。「巻取時代レポート」ではコート紙価格は生産削減前に下落する予測している。果たして生産削減は可能であろうか。米国コート紙メーカーはパルプ及び化学品価格下落により、利益を重視して、減産せざるを得ない状況にある。 1月12日付け 中国紙網から抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ