1月24日(火)掲題講演会に出席。WTOドーハ・ラウンドの先行き不透明な中、アジア・太平洋地域で地域貿易協定(FTA/EPA)が締結されている現状で、同時に地球環境・温暖化問題に対処する自由貿易が求められている。WTO及び自由貿易の将来の展望に関する講演会。演題:「WTOの今後と紛争解決」、「Harnessing Trade for Green Economy」。1947年WTOの前身GATT発足以来、ウルグアイ・ラウンド、ドーハ・ラウンド経て多くの貿易協定が締結。貿易拡大に向け多国間協議から二国間協議が顕著になってきており、先行きは不透明な状態。GATT時代から国際紛争解決機関が設置されており、WTO上級委員会7名が日夜国際紛争解決にあたっている。WTO紛争解決組織は他の貿易機構「NAFTA」,「APEC」よりしっかりしており、WTO存在意義や存続にとって1つの求心力となっている。低炭素社会に向けた国際貿易のあり方にも説明が及んだ。
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ