古紙輸出規制に関する新法令が審議中で、古紙業者は輸出業務や国内供給過剰体制に与える悪影響を危惧している。新法令は古紙輸出業者が輸出の際に船積み毎に輸出先国の当局が署名した申告書を提出するというもの。申告書は輸出先当局が自国の環境基準とEUの基準が一致する事(輸入国内のリサイクル基準が原産国のリサイクル基準と合致している)確認目的のもの。但し、関係業者は新法令には申告書に用いる環境基準の入手方法の記載が無く、輸入国の基準が輸出国と合致しているかどうかを決定する測定指標が欠けていると抗議している。新法令により業者は輸出業務が更に複雑化し、他のEU競争相手より競争上不利な立場となる事が懸念される。 3月29日付け EUWID Pulp & Paperから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ