フィンランド森林産業連合によると、2012年第1四半期の製紙産業環境は悪化し、主要輸出先市場で品種によって需要が低迷した。フィンランドは輸出に大きく依存しており、状況の変化にスピーディに対応するべく、投資により競争力の強化が急務。他の国外競争相手と対等に競争するには、まずは国内生産で原料、エネルギー、輸送や労賃等の競争力の向上が必要。2012年1-3月の紙・板紙生産量は260万㌧で対前年同期比12%減少。欧州主要市場で洋紙全般の消費量が依然低迷し、フィンランドの生産量に影響を与えた。但し上質紙や塗工紙の生産量は3月末に向かって回復した。価格水準は対前年比横ばい安定。2012年1-3月のパルプ生産量は170万㌧と対前年比粗同量。輸出量は28%増加の72万㌧であった。 5月11日付け Euwid Pulp & Paperから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ