パルプ需要が弱く、中国の市販パルプメーカーの多くは生産停止している。通常、夏場は紙消費量が減少する為製紙メーカーのパルプ需要は活発ではないが、昨年来続く製品価格軟化傾向や需要減の為、目下製紙メーカーのパルプ在庫積み増し意欲が減退し、結果としてパルプ消費量も落ち込んでいる状態。パルプ価格は本年初めから低水準を徘徊している。現在晒Nパルプ価格は多くが輸入品が占め価格水準は㌧当たり人民元4450―4800(705―760㌦)で昨年7月は人民元6000―6250であった。この水準は晒Lパルプとほぼ同じで、輸入品は人民元4500―4550、国産は4200―4300。以上から多くの国産市販パルプメーカーは晒Nパルプ生産の停止を余儀なくされている状態。 7月19日付け RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ